3日間行われたBRICSサミットで、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、インドネシアの首脳は、中東の緊張緩和を求める声明を採択しました。声明では自制を呼びかけ、民間人やインフラの保護を強調しています。DW.comによると、声明はインドのネーランダ・モディ首相によって、異論が上がらなかった期間後に正式に採択されました。

紛争予防と外交の重要性

声明では、中東の緊張が高まっていることへの「深い懸念」を表明し、状況をさらに悪化させる行動を避けるよう関係者に求めました。中国の習近平国家主席は、イランの戦争が「共通の利益に反する」と述べており、ABCが報じています。また、BRICS加盟国は核施設の保護や国際法の遵守、IAEAの決議の履行の重要性を再確認しました。

経済協力と新開発銀行

サミットでは経済協力についても議論され、BRICS加盟国は貿易や金融で自国通貨の利用を拡大するよう呼びかけました。また、新開発銀行(NDB)に大規模プロジェクトの支援を強化するよう求め、資金調達の多様化を推進しました。ABCによると、NDBは西側主導の機関への依存を減らすための重要なツールとされています。

地政学的拡大と制度改革

BRICSサミットは、ブロックの進化において重要な節目となりました。加盟国は世界人口の約半数、GDPの40%、国際貿易の25%を占めるとされています。モディ首相は国際協力構造の改革を強調し、国連安全保障理事会などにおける新興経済国の代表権の拡大を求める姿勢を示しました。ロシアのプーチン大統領も、安全保障理事会の拡大を通じて南半球諸国を含めるよう支持しています。

習近平国家主席の参加は、7年ぶりのインド訪問を意味し、中国とインドの関係強化を示しました。しかし、2020年の国境紛争後に外交的な緊張がありました。サミットは和解の一歩を示しました。モディ首相は次回サミットに向けて、世界の統治構造の不均衡を解決するための10点の行動計画を提示しました。

2009年に設立されたBRICSは、西側主導のグローバル機関に対する反対勢力としての役割を果たし続けています。最近の加盟国拡大とグローバル統治構造改革の呼びかけを通じて、経済的・地政学的な影響力が高まっています。