ニューヨーク——2年前、マンハッタンのフライトン地区にオープンしたバー「シンジ」のデザイナー、ジョナサン・アダーレル氏は、注目を集めた。客はドライアイスの雲が漂うバーに足を踏み入れ、空いたオレンジの実や、通常は長時間かかる準備が必要なラモス・ジン・フィズが数秒で提供されるなど、驚きの演出が楽しめる。

アダーレル氏は今週、ビルダウトポッドキャストのホストであるアダム・ティーター氏とともに、バーの起源について語った。彼は自身のデザインセンスと調酒の専門知識を融合させたと説明。ポッドキャストによると、アダーレル氏は「遊戯的で現実離れした空間」と語り、その結果、視覚と味覚の両方を楽しむ客が集まっている。

「シンジ」の名前と雰囲気は日本の影響を受けているとアダーレル氏は述べた。彼は世界中のカクテルの伝統からインスピレーションを得ているが、演出をより一層強調している。一つの特製ドリンクには分子技術を用いて迅速な発泡を実現し、バーテンダーはその技術を習得するために厳しくトレーニングを受けている。45分間のインタビューでは、演出の裏に隠れた職人精神を強調した。

このポッドキャストエピソードはダービー・シッチ氏が制作し、スポンサーとしてファーマー・ジンを紹介している。アイダホ州で製造されたこのジンは、米国初の有機認証施設で蒸留され、家族経営の農場で再生可能な有機認証米を原料としている。ジュニパー、エルダーフラワー、レモングラス、コリアンダー、ローズ、エンジェリカの根といった香りが特徴で、アダーレル氏はそのクリーンでシャープな味わいが彼のマティーニの定番として最適だと語った。ポッドキャストのウェブサイトやSNSで入手可能。

ティーター氏は、ビルダウトポッドキャストを主催し、バー業界の革新者たちを特集している。過去のゲストにはスピリッツの製造者や店舗のオーナーも含まれており、それぞれがビルダウトの物語を語っている。アダーレル氏の出演は「シンジ」の急成長を象徴している。新型コロナ後の回復期にオープンした同バーは、ニューヨークで没入型の飲食体験を求めるニッチな需要を満たしている。

アダーレル氏は、家庭用雑貨や陶器で知られているが、バー業界に進出した。「シンジ」の立地はフライトン地区の歩行者通りと雰囲気を重視して選定され、数か月にわたる改装工事で、落ち着いた照明とカスタムの照明器具に注力した。バーは約50席あり、混雑時は立ち飲みスペースも用意されている。関係者は、予約がすぐに埋まるほど人気だと語った。

インタビューでは、専門的な食材の供給不足などの課題についても語った。彼はチームの柔軟性を称えた。カクテルは季節ごとに変化し、新鮮な食材や希少な香草を組み込んでいる。価格帯は18ドル〜25ドルで、高級感と親しみやすさを両立させている。

このエピソードはYouTube、Apple Podcasts、Spotifyで視聴可能。ポッドキャストのネットワークであるヴィネーパーは、同社のSNSと連携して宣伝している。写真はジェフ・ブラウン氏による、アダーレル氏がバーで働いている様子を捉えたもの。聴衆からは、業界の内幕に迫る内容に高い評価が寄せられている。この回は1時間弱で、バー経営を目指す者たちに多くのヒントを提供している。

「シンジ」は水曜日から土曜日まで午後5時から午前2時まで営業。アダーレル氏は拡張計画についてヒントを示したが、詳細は明かしていない。ポッドキャストは、1本のビルダウトごとに、飲料界の新鮮な視点を提供し続けている。