中国当局は市民の海外渡航を制限しており、一部の市民は公式な説明なしにパスポートを取得できない状況にある。香港メディアの取材を受けた人物「ピピ」は、抗議活動に参加した後にパスポート取得が拒否され、書面での通知は受けられなかったと語った。「もし公式文書を出してくれれば、行政再審査を申請できたはずだ。だが、ただ一言『出国は許可しない』と言われただけだ」と述べた。
行政手続きの抜け穴
中国の行政許可法では、行政許可を拒否する際には書面での説明が求められているが、ピピを含む関係者らはこれを実行されていないと話す。彼は状況を悪化させることを恐れ、投獄される可能性があることを懸念している。「私はただの一般人だ。若くて、悪いことはしていない」と述べた。公開されている情報によると、市民は出国制限の対象かどうかを確認するには、実際に書類の申請や出国を試みるまで分からない。
出国禁止件数の急増
人権団体「サファードフェンダース」のデータによると、出国禁止件数は年々大幅に増加している。中国最高裁判所のデータベースでは2016年には出国禁止に関する記録がわずか89件だったが、昨年には18万8760件に上った。外交部と入管当局はBBCの問い合わせにこれらの数字について回答しなかった。
国際連携の広がり
中国が国内の渡航制限を強化する一方で、隣接国は国際的な連携を広げている。ロシアと朝鮮は、チュメン川を渡る道路と橋の直通ルートを整備中で、ロシアのカサーンと朝鮮のチュマンガンを結ぶ。このプロジェクトは当初、ロシアのプーチン大統領と朝鮮のキム・ジョンウン指導者の戦略的パートナーシップ条約締結2周年に合わせて6月19日に開通予定だったが、ロシア側のインフラ整備の遅れにより開通が遅れている。衛星画像では、朝鮮側は関税倉庫や駐車場などの外部施設をすでに完成させているが、ロシア側はまだ建設中である。橋は1000メートル、2車線で、アクセス道路を含め全体で4.7キロメートルにわたる。
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