ABCニュースの予測によると、ニューヨーク州議員で民主社会主義者のゾーラン・マムダニ氏が支援した候補3人が、ニューヨーク州の民主党予備選で勝利した。10地区のブルド・ランダー元市長と13地区のコミュニティ活動家デリアリザ・アヴィラ・シェヴァリエ氏が、それぞれ長年務めてきた現職の丹・ゴルドマン議員とアドリアノ・エスパヤット議員を破ると予測されている。
進歩的候補の台頭と社会主義的メッセージ
マムダニ氏は28歳の住宅相談員で、米国民主社会主義者協会(DSA)の会員でもあり、自身の選挙戦では「すべての人に住宅を」という明確な要求を掲げ、企業からの寄付を断った。代わりに、平均36ドルの寄付を市民から受け取った。『ジャコビン』誌によると、マムダニ氏は10期務めたアラヴェラ・シモータス候補に勝利した。
シモータス候補はマムダニ氏の運動に圧力を受けて、進歩的な姿勢に転換を試みた。警察労働組合からの寄付金の半分を返還し、ニューヨーク警察の予算削減を求めるなどした。しかし、『ジャコビン』誌は、これらの努力は10年間の体制内政治の印象を覆すには遅すぎたと指摘している。
共和党と国議員選挙
ニューヨーク州21地区の共和党予備選では、ビジネスマンのアンソニー・コンスタンティノ氏が予備選での勝利が予測されている。コンスタンティノ氏は2024年に自社工場の屋上で「トランプを支持」と書かれた大きな看板を掲げ、前大統領ドナルド・トランプ氏の支持を得ている。11月の総選挙では、民主党予備選で勝利が予測されている酪農家ブレイク・ゲンデビエン氏と対決する。
コンスタンティノ氏の勝利は、ニューヨーク州共和党内部の分裂を示している。州委員会議長は、州議員で退役海兵隊幹部のロバート・スミレン氏を支持している。この選挙は、州共和党が全国的な優先事項と地元の政策の間で調整を図る試金石となっている。
国議員選挙と州議会選挙
17地区では、元国家安全保障会議反テロ対策部長のケイト・コンリー氏が民主党予備選を勝ち抜き、11月には共和党のマイク・ロウラー議員と対決する予定だ。ABCニュースは、この選挙は議会の支配権を巡る鍵を握ると指摘している。同地区は「紫」の地盤とされている。
マリ兰州では、州議会議員のアディアン・ボアフォ氏が民主党の5地区議員予備選を勝ち抜き、引退したステニー・ホイア議員の後任を務める予定だ。ボアフォ氏はホイア議員の元秘書で、マリ兰州知事ウェス・ムーア氏と米上院議員アンジェラ・アルスブロックス氏の支持を得た。
ムーア知事もマリ兰州知事選の民主党予備選を勝ち抜くと予測されており、同州での民主党の支配が続く。
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