デンマークは19日、バルト海ゲズス港沖の国際水域で行われた軍の通常の偵察飛行中に、ロシアの軍艦がデンマーク軍ヘリコプターに向けて信号弾を発射したと発表した。デンマーク国防省によると、信号弾のうち1発はヘリコプターに非常に近い距離を通過したが、けが人はいなかった。メーテ・フレデリクセン首相はこの行動を「無謀」と批判し、「ロシアの行動は威嚇と分裂を目的としているが、われわれは揺るがない」と述べた。
許容できない行為
デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン外相はこの出来事を「完全に許容できない」と述べ、ロシアの行動が命を危険にさらす可能性があると指摘した。ラスムセン氏はモスクワに大使を呼び出し、ロシアが徐々に「許容できる行動の境界線」をシフトしていると非難した。「これは我々が受け入れられない」とラスムセン氏は声明で述べた。
緊張の高まる背景
この出来事は、NATOの東側防衛ラインでの緊張が高まっている中で発生した。ポーランドでは、ロシアによるウクライナへの攻撃やロシアドローンによる領空侵犯に応じて、戦闘機を繰り返し緊急発進させている。これに対し、地域のNATO加盟国は空軍のパトロールやその他の防衛措置を強化している。ロシアのウクライナ戦争は、ロシア軍とNATO軍の直接対峙や、影響が拡大する可能性に対する懸念を高めている。
ロシアの反応
現時点ではロシアはこの出来事について公にコメントしていない。しかし、この行動は地域におけるロシア軍の行動パターンと一致しており、NATO加盟国間の懸念を高めている。デンマーク国防省は、フェネックヘリコプターが通常の写真偵察を実施中に、ロシアのフリゲート艦が信号弾を発射したと強調した。
コメント
まだコメントはありません
最初にコメントしましょう