第8回「シルクロード海運」(Silk Road Maritime)国際協力フォーラムが9月8日、福建省厦門市で開幕した。中国共産党福建省委員会副書記で福建省長の趙龍氏がメインフォーラムに出席し、講話を行った。国家発展改革委員会秘書長の袁達氏、交通運輸部副部長の徐成光氏、ジャマイカのカミナ・ジョンソン・スミス(Kamina Johnson Smith)外務・外国貿易相、ナイジェリア連邦産業・貿易・投資省のクリス・オサ・イソクプンウ(Dr. Chris Osa Isokpunwu)事務次官、中国航海学会理事長で中国工程院院士の厳新平氏がそれぞれ挨拶した。重慶市元市長の黄奇帆氏が基調講演を行った。フォーラムは厦門市人民政府、福建省発展改革委員会、福建省交通運輸庁、福建省商務庁、福建省国有資産監督管理委員会、福建省人民政府外事弁公室、中国国際貿易促進委員会福建省委員会が共同主催し、中国航海学会が後援、福建省港口集団有限責任公司が運営を担った。
今年のフォーラムは「シルクロードの新たな航程、和合共生――高水準の開放型港湾・海運・貿易協力の新たな構図を構築」をテーマに開催され、メインフォーラムと付帯行事、テーマ別セッション、2026「シルクロード海運」円卓会議、第3回「シルクロード海運」港湾・海運・貿易マッチング会議、記者会見などが行われた。港湾、海運、物流、貿易、金融、科学技術などの分野から、19の国・地域の1800人余りの代表が参加した。基調報告では、中国遠洋海運集団(COSCO)総経理の林戟氏が「高い基準を実践し、新たなシルクロードを共に築く」、マレーシア・クラン王室市議会のダトゥク・ハジ・アブドゥル・ハミド・ビン・フセイン(Datuk Haji Abd Hamid bin Hussain)市長が「クラン:王室の遺産からグローバル海事都市へ」、中国港口協会会長の顧金山氏が「港湾・海運・貿易一体化の協働に力を結集し、港湾業界の高品質発展を後押しする」、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)運輸部長の任為民氏が「アジア太平洋の海上接続性の強靱性を高め、サプライチェーンの安定を守る」、世界貿易機関(WTO)サービス貿易・投資部参事官の張若思氏が「世界貿易の分断化を背景とした海運」と題してそれぞれ講演した。
「シルクロード海運」北極航路気象航行支援サービスの開始式典。
フォーラムでは、「シルクロード海運」北極航路気象航行支援サービスの正式開始が発表された。同サービスは中国気象局と「シルクロード海運」連盟が共同で構築したもので、風雲気象衛星を活用して北極海氷観測ネットワークを整備し、数値予報とAIアルゴリズムを融合して、今後15日間の日別海氷予報と極域低気圧の動態監視を提供する。極域観測の範囲不足やデータの遅れといった課題を解消し、船舶の氷況回避と安全航路の計画に意思決定支援を提供し、極域航行の安全を確保するものだ。
壇上で湖南・福建「シルクロード海運」海鉄複合輸送ルートを始動させる関係者。
フォーラムではまた、湖南・福建「シルクロード海運」海鉄複合輸送ルートも始動した。湖南、福建の両省は鉄道と港湾の連携協力を深め、中部地域にとって最も便利な海への出口を開き、企業のコストを20~30%削減し、物流の所要時間を5~7日短縮して、効率的で経済的な物流サービスを提供する。
フォーラムで2018年から2026年までの「シルクロード海運」8年間の歩みを紹介する講演者。
フォーラムでは、「シルクロード海運」港湾・海運・貿易一体化に関する報告書と『2025―2026「シルクロード海運」青書』、北極航路における船舶航行協調サービスが発表された。「シルクロード海運」の12航路の新設が発表され、「シルクロード海運」連盟に15社が新たに加盟し、11件の協力プロジェクトが会場で調印された。
フォーラムの調印式で11件の協力協定に署名する代表者。
フォーラムではまた、2026~2028年の「シルクロード海運」港湾・海運発展支援政策も発表された。同政策はすでに2回打ち出されており、奨励金の総額は11億2600万元に達し、60社余りの港湾・海運企業が恩恵を受けた。新たな政策は、コンテナ輸送、コンテナ海鉄複合輸送、閩江の内河コンテナ輸送、港湾・海運の新興業態育成の4分野を重点的に支援する。
フォーラム期間中に開かれた2026「シルクロード海運」円卓会議では、国内外の港湾、海運会社、物流事業者、テクノロジー企業、研究機関などの代表約30人が、シルクロードの新たな航程と和合共生、高水準の開放型港湾・海運・貿易協力の新たな構図の構築をテーマに掘り下げた議論を行った。会議は『2026「シルクロード海運」厦門イニシアチブ』を全会一致で採択し、相互接続ネットワークの緻密化、港湾・海運・貿易資源の融合深化、デジタル・スマート化による能力強化の推進、グリーン発展の堅持、港湾・海運・貿易の共生・繁栄エコシステムの共同構築という5つの協力の方向性を打ち出した。
授与式で盾を受け取る「シルクロード海運」連盟の新規加盟メンバー。
2018年に設立された「シルクロード海運」は、中国初の海運をテーマとする「一帯一路」の国際総合物流サービスブランド・プラットフォームであり、「中欧班列」「西部陸海新通道」とともに、中国の質の高い「一帯一路」共同建設を支える重要な物流回廊となっている。運航開始から8年近く、福建を起点とするこの「黄金の水路」は広がり続けてきた。2021年3月、「シルクロード海運」は初めて第14次五カ年計画要綱に盛り込まれ、2026年3月には「『シルクロード海運』の港湾・海運・貿易一体化発展の推進」が第15次五カ年計画要綱に書き込まれた。現在までに「シルクロード海運」の航路は160航路に達し、世界50の国・地域の153港に通じている。連盟の加盟メンバーは393社に増え、海運、エネルギー、製造、インターネットなど多様な分野に及ぶ。今後、「シルクロード海運」は国際的な資源の統合をさらに進め、港湾、都市、産業、貿易を連動させるモデルを模索し、スマートエコシステム連盟を構築して、港湾・海運・貿易の一体化発展を後押ししていく。
出典:環球時報(微信公式アカウント hqsbwx)、2026年9月9日公開。審核:周揚、編集:徐鉉、校正:郭煒桐。原文:https://mp.weixin.qq.com/s/AqbrLEABHHpDSANH91sBSQ





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