世界的な歌手であるエルトン・ジョンは、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで家族の肖像画が公開された際に、息子のザカリーとエリヤスについて語った。この肖像画は著名な写真家ケイティン・オピーによって撮影され、歌手が家族生活について公開で語る機会は初めてとなる。

肖像画とその意義

穏やかな表情の肖像画には、エルトン・ジョン、彼の夫で63歳のデイヴィッド・ファーニッシュ、15歳の息子ザカリー、13歳の息子エリヤス、そして2匹のラブラドール犬ジョセフとジャコブが写されている。この写真は、来週火曜日からギャラリーのマリー・ウェストン・ギャラリーで展示される予定で、展覧会『ケイティン・オピー:To Be Seen』の一環として公開される。

この写真は、クリスマスの前後数週間、オピーが夫婦の自宅を訪れた3日間の撮影で撮影された。オピーによると、撮影の前には家族でランチをした後、家族図書室で写真を撮影した。

オピーは「エルトン、デイヴィッド、ザカリー、エリヤスを撮影させてもらえることは、非常に光栄です。私にとって、家族とはどういうものかを示す人間的な側面を表現できる機会です」と語った。

珍しい公開の言葉

これまで家族生活を公にすることを控えてきたエルトン・ジョンは、このイベントで息子たちへの誇りを語った。「これは非常に誇りに思える瞬間です。息子たちにとても誇りを持っています。デイヴィッドにも誇りを持っています。そして、カシー(オピー)にも誇りを持っています。彼女は素晴らしい写真家です」と語った。

歌手は、オピーの作品をどのようにしてファンになったかについても語った。「彼女の家に訪れたとき、彼女の息子オリーの写真を買って、その写真には袖からネズミが出ていたのを覚えています。それ以来、彼女の作品をずっと集めてきました。彼女は驚くほど素晴らしい写真家です」と語った。

エルトン・ジョンとデイヴィッド・ファーニッシュは2005年に民事パートナーシップを結び、2010年に最初の息子ザカリーを、2013年にエリヤスを不妊治療で迎え、2014年に結婚した。これにより、英国で最初の高名な同性カップルとして法的に結婚した歴史的な出来事となった。

家族と遺産の祝い

夫婦はオピーの作品を「美しい、そして感動的なもの」と称賛し、「ケイティン・オピーによって家族が写真に収められ、ナショナル・ポートレート・ギャラリーで展示されるのは、非常に光栄なことだ」と語った。

ナショナル・ポートレート・ギャラリーのディレクターであるヴィクトリア・シダルは、この肖像画の収集は「非常に重要な瞬間」であり、家族の物語の意義を強調した。「エルトン・ジョン氏の音楽における非凡な功績だけでなく、彼とデイヴィッドがここ数十年行ってきた人道的・慈善活動、そして一緒に築いた家族の物語も祝っている」と語った。

エルトン・ジョンは長年LGBTQ+の権利を擁護し、自身の財団を通じてHIV/AIDSの撲滅に取り組んできた。この肖像画は、彼の個人的な生活と公的な活動への二重の敬意を表している。

エルトン・ジョンは最近、自身の健康と息子たちの未来について語った。Disney+のドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』で彼は「息子たちが結婚するのを見たいと思っていますが、おそらくその頃にはもういないでしょう」と語った。

デイヴィッド・ファーニッシュはこの発言について感情的だった。「それは私にとってとても胸が痛みました。私の頭の中では、エルトンは永遠に生きていると思っています。皆がそう思っているし、エルトンはとても元気で、生きているように見えるので、それが簡単に信じられますが、その言葉はそれを直視させざるを得ません」と語った。

この肖像画の公開は、エルトン・ジョンが『Farewell Yellow Brick Road』ツアーの最終章に備えるタイミングで行われた。このツアーは2018年に開始され、2024年にロンドンで最終コンサートをもって終了予定で、その様子は今後のDisney+映画に収録される。

エルトン・ジョンが家族、遺産、健康について語った言葉は、世界的なアイコンの個人的な側面を垣間見る貴重な機会であり、彼の公的な人生の背後にある深い感情的な意味を強調している。