米上院は7月28日、トランプ大統領が指名したジェイ・クレイトン司法長官を国家情報長官(DNI)に確認した。賛成51票、反対47票で通過した。クレイトン氏は、経験のない住宅省のビル・プルテ氏に代わって就任する。
クレイトン氏は確認手続きの中で、ジョー・バイデン大統領が2020年大統領選で勝利したことを明確に認める発言を避け、「大統領として認証された」と述べた。これに対し、民主党は厳しく批判した。
上院議長のジョン・チューン氏は、クレイトン氏の指名がFISA法第702条の再承認を加速化すると述べた。この監視法は2025年8月に期限切れになる。現在、下院は8月末まで休会しており、再承認手続きが遅れる可能性がある。
クレイトン氏は、2025年にリップル・ラボスを相手取った米証券取引委員会(SEC)の訴訟を担当した経験を持つ。この訴訟では、XRPが登録されていない証券であると判断された。金融や暗号通貨業界では、彼のSEC時代の対応について意見が分かれていた。
上院での確認手続きでは、民主党のチャック・シューマー院内総務がクレイトン氏の対応を「不適切」と批判し、民主党の支持が得られないと警告した。だが、上院の全共和党員がクレイトン氏の指名を支持し、極めて党派的な投票となった。
クレイトン氏の就任は、米情報機関の方向性に影響を与えると予想されている。特に監視政策と国際協力の面での影響が注目される。FISA法第702条の再承認は、米テクノロジー企業からデータを無令状で収集できる権限を保証するため、重要な課題とされている。
この法律は2025年7月16日に期限切れになり、現在は暫定的な延長措置が取られている。moncloa.comによると、クレイトン氏の指名はトランプ政権の連邦機関統制戦略の一環とされる。ホワイトハウスは、国家情報長官の役割を18の情報機関の調整に集中させ、国家安全保障政策の幅広い責任を縮小する意向を示している。
ホワイトハウスは、住宅省出身で情報機関経験のないビル・プルテ氏を国家情報長官に指名した過去の動きについても問われている。この指名は議会で強い反対に遭い、監視権限の再承認手続きが遅れた。クレイトン氏の伝統的な情報機関の資格は、この論争への対応と見られている。
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