国際社会が非難
国連と米国は3日、オルテガが2007年から政権を握り、昨年の憲法改正で妻のロサリオ・ムリージョ氏とともに「共同大統領」として統治する体制を強く非難した。
オルテガ氏は、1979年のサンディニスタ革命47周年を祝う式典で、反対派との「壁」を築くため、議会と協力して新たな法律を制定すると述べた。
作業計画は安定確保を目的
オルテガ氏が主導する国民議会は2日、貧困対策などで得た成果の「継続」を理由に、「平和、安全、安定」を確保するための分析を開始し、作業計画を策定すると表明した。
ムリージョ・オルテガ政権はすでに、抗議活動の弾圧や数千人規模の逮捕、ほぼ100万人の国外逃亡など、民主主義の深刻な後退を招いてきた。しかし、今回の発表は、議会によって実行に移される新たな言論のエスカレーションとされている。
国連人権高等弁務官のヴォルカー・ターク氏は3日、ニカラグア当局に対し、「市民社会の空間を再開し、法治を回復し、国際人権義務に従って、すべての政治的立場の国民が投票および立候補できるようにすることを求める」と述べた。
米国国務長官のマーコ・ルビオ氏は、同国政府を「ムリージョ・オルテガ独裁政権」と称し、2日、声明で「ニカラグア国民は民主的選挙を通じて自らの指導者を選ぶ権利がある」と強調。米国は「国際社会と連携するよう」政府に呼びかけた。
オルテガ氏の長期政権と任期の延長
オルテガ氏は20年近くにわたる政権継続が記録されており、これは彼の初めての政権期間ではない。サンディニスタ革命後の1979年、暫定政府を率いた後、1984年に大統領に就任し、1990年まで政権を維持した。
現在の任期は、2021年の選挙前に反対派政党を禁止し、反対派の大統領候補者をすべて逮捕した上で選出されたもので、来年11月に終了する予定だった。しかし、昨年の憲法改正により、大統領の任期が5年から6年に延長された。
国民議会の発表後も、2027年の選挙が完全に中止されるのか、それともオルテガ氏とムリージョ氏が無反対で出馬するのかは不明である。
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