南アフリカの高級警察幹部で、停職中の犯罪情報部長官補のフェローズ・カーン少将が、ヨハネスブルグで暗殺未遂に遭った。BBCとAOLの報道によると、カーン氏は日曜日の夜、自宅への帰り道に撃たれ、緊急手術を受けた。

攻撃のタイミングが疑問視

BBCの報道によると、この銃撃事件は、カーン氏がマドランガ委員会で証言する数日前に発生した。マドランガ委員会は南ア警察内部の犯罪行為を調査する公開調査で、カーン氏は5月に違法な金取引の疑いで逮捕された。彼の証言は、2021年のヨハネスブルグでの麻薬摘発失敗事件に関連していた。

南ア警察の広報担当のアトレンダ・マテ少佐は月曜日に発表した声明で、銃撃事件の調査が進行中であることを明らかにした。「動機や事件が彼の証言との関連性があるかについての憶測は早まったものであり、責任あるものではない」とマテ氏は述べた。

マドランガ委員会の背景

マドランガ委員会は、昨年7月、高級警察幹部のニランラ・マクワナジ中将が政府への犯罪組織の浸透を告発したことを受けて設置された。カーン氏の名前は調査の中で繰り返し登場し、2021年の事件に関連していた。

地元紙デイリーマーベリックによると、カーン氏は火炎政治家ジュリウス・マレマ氏や政治工作人のブラウン・モゴツィ氏との関係について尋問される予定だった。

カーン氏は事件について公にコメントしていない。BBCの報道によると、彼を含め、もう1人の高級警察幹部とビジネスマンが先月、違法取引や貴金属の違法所持の疑いで逮捕された。この逮捕は、2021年にビジネスマンがヨハネスブルグのORタムボ国際空港で75.9g(2.7オンス)の未加工の金を所持していたことと関連していた。

警察内部の検証が続く

南ア警察は汚職と犯罪行為の告発に直面し、注目を集めており、マドランガ委員会はこれらの告発を調査することを目的としている。既に多くの著名人が調査対象になっている。カーン氏の5月の逮捕と今回の銃撃事件は、警察内部の緊張を浮き彫りにしている。

攻撃の動機は不明だが、タイミングからして、マドランガ委員会での証言との関連性が疑われている。調査が続く中、当局は憶測を避けるよう呼びかけている。この事件は、南ア警察が内部と外部からの圧力に直面しながら、汚職の根絶と公信力の回復に取り組む中での課題を示している。