米国とイランの緊張が高まった。米軍はイランの軍事・監視施設に空爆を仕掛け、イランの革命防衛隊(IRGC)海軍はホルムズ海峡で2隻のタンカーを攻撃した。米中央司令部(Centcom)は、攻撃は「自己防衛」であり、「継続的なイランの攻撃」への対応だと述べた。

米国とイスラエル、共同作戦を実施

米国は「エピック・フューリー作戦」と名付けた共同作戦を2月28日午前10時前、現地時間で開始した。米国とイスラエルの軍隊が協調して攻撃を仕掛け、最初の波はイランの軍事指導部やミサイル・核施設を狙った。空襲警報が鳴らされたのは、最初の攻撃が終わってからだった。この作戦は、米国大統領ドナルド・トランプが前日午後、イランが核開発を加速し、イスラエルへの代理戦争を再開しているとの情報評価に基づいて承認した。

テヘラン、報復警告、ホルムズ海峡の船舶を狙う

米国の攻撃に応じて、イランの最高軍事指揮部はホルムズ海峡を航行するすべての船舶が標的にされると警告した。イラン革命防衛隊海軍は、タンカーが「違法な通過」を行ったとして、2隻を攻撃したと確認した。ホルムズ海峡は世界の主要な輸送ルートの一つで、世界の原油輸送の約20%が通過している。

米国攻撃の数時間前、トランプ氏はソーシャルメディアで「昨日は彼らを強く攻撃し、今日はまた強く攻撃する」と述べた。

イラン大統領マウド・ペゼシキアン氏はトランプ氏の発言に対し、「イランはどんな圧力や脅威に対しても立ち向かう」と述べた。イラン外務省も米国を「外交プロセスを損なう矛盾したメッセージを送る」と非難した。

地域の緊張と原油市場への影響懸念

分析家は、米国とイスラエルがイランの核施設をより直接的に狙う可能性があるため、紛争が拡大する懸念を示した。米国はイランの核開発の進展を裏付ける具体的な証拠を公にしていない。軍事分析家は、米国だけがフォードゥーなどの深く隠されたイランの核施設に侵入可能な爆撃能力を持つと指摘した。

一方で、韓国はイランからの原油輸入に40%依存しており、エネルギー危機の懸念が高まっている。紛争が長期化すれば、世界のエネルギー市場への影響は甚大になる可能性がある。トランプ氏は動画投稿で、作戦の目標は「イラン政府がもたらす即時の脅威を排除すること」と「米国民を守ること」だと述べた。

イランの国営メディアは、米国とイスラエルの攻撃に対する「圧倒的な報復」を準備していると報じた。イスラエル国防相も、イランへの先制攻撃を実施したと確認した。米国防省は、海と空からイランに対する「攻撃作戦」を実施していると確認した。