暴風雨が8月11日にインディアナ州を襲ったことで、数千人もの住民が停電に見舞われ、その影響は12日目を迎える今も続いています。特に、五大湖のミシガン湖北岸に位置するかつての工業都市・ギャリーでは、風速99マイル(時速159キロ)に達する風が吹き荒れ、被害が深刻です。
被害と継続的な苦境
「これまでの人生で、こんな嵐を見たことは一度もない。本当に信じられない」とBBCに語った住民は振り返りました。「まるで風の壁が迫ってきているように感じた」と話しています。この暴風雨により、7人が死亡し、多くの住民が住居を失ったり、食料や薬品の冷蔵庫が使えない状態になったりしました。かつて世界最大の製鉄所を抱えていたギャリーでは、米国国勢調査によると、7万人の住民のうち3分の1が貧困層に属しています。停電の影響で、車いすの利用者がエレベーターが使えないため、階段を這って下りるといった事例も報告されています。
停電が発生した最初の数日間、住民たちは限られた資源に頼らざるを得ませんでした。ガソリンスタンド、スーパーマーケット、薬局なども停電の影響を受け、多くの住民が物資を節約せざるを得ませんでした。危機が2週目に入ると、国際的な食料支援団体「ワールド・セントラル・キチン」が食料の配布を開始しました。
支援と復旧作業
土曜日、イリノイ州の主要電力会社であるComEdは、インディアナ州ノースウェスト部の復旧作業を支援するため、60人以上の作業員を派遣しました。これは、依然として3万人以上の顧客が停電状態に置かれているため、復旧を加速させるための措置です。ギャリーとポートエイジが被害が最も深刻な地域の一つに挙げられています。また、シカゴ・ベアーズも現地の支援活動に協力しました。
妊娠中で予定日を過ぎたギャリーの住民、イボニー・ランドルさんは、停電が彼女のストレスをさらに増していると語りました。「先週月曜日に40週目を達成しました。月曜日を過ぎてからは、できるだけリラックスして出産を避けようとしていますが、誰も電気がない状態で新生児を家に連れて帰りたいとは思わないでしょう」とランドルさんは話しました。土曜日、ギャリーのファースト・バプテスト教会では、温かい食事や支援物資が提供され、高級牧師のニコール・ガンズさんは「途方に暮れる状況」を目の当たりにしたと述べました。
日常生活への影響
34万5000人の顧客が電力を復旧させたものの、残る停電は日常生活に深刻な影響を与え続けています。この地域では停電が頻繁に発生しますが、1週間以上続くような事例は珍しいです。電気のない状態では、衛生管理や薬品の保存、食料の入手が困難になります。この状況は、資源やインフラが限られている地域の脆弱性を浮き彫りにしています。
日曜日の朝時点では、Nipscoは依然として約3万人の顧客が電力を復旧していないと報告しました。追加の作業員が数日間は地域に滞在する予定ですが、完全な復旧に要する時間は不確実です。その間、住民たちは地域や慈善団体の支援に頼って生活を維持しています。
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