ユーファは19日、FIFAがワールドカップを巡る200億ドル規模の民間投資計画を中止したことを受け、会長に不信任を表明した。欧州サッカー統括機関は、この計画の過程を「秘匿的な陰謀」と批判し、指導層の責任追及を求めた。この計画は火曜日に発表されて以来、広範な反対の声が上がっていた。

この計画は、インファントイノ会長の高級顧問であるカルロス・コルデイロ氏の辞任を受けて破綻した。コルデイロ氏はホワイトハウスのパネルにも所属していた。ユーファ加盟国協会だけでなく、北米・カリブ協会(CONCACAF)やアジアサッカー連盟(AFC)などからも反対が相次いでいた。

指導体制の見直し求められる

CONCACAFは、この計画が「サッカーを最優先に置かなくなった指導体制の表れ」と批判した。また、「誤りの繰り返し」と指摘し、「指導体制の全面的な見直しが必要だ」と述べた。

ノルウェーサッカー連盟会長のリセ・クラーベネス氏は、FIFA執行委員会の選出メンバーとして、スポーツの公正性を守る必要性を強調した。彼は、「個人的な利益を優先して、国際サッカー協力の枠組みが無駄に危険にさらされた」と語った。

信頼回復へ向けた取り組み

ユーファは、加盟協会やその他の連盟と協力して、この計画がなぜ進展したのかを検証する方針を示した。組織は「包括的かつ根本的な」見直しを求める一方で、「どの選択肢も除外しない」と述べた。

公式声明では、今回の出来事は「信頼の破綻」とされ、「FIFAの現指導層はユーファだけでなく、サッカー界の多くの加盟団体の信頼も失った」と指摘された。厳しい調子ながら、ユーファはこの結果が「サッカー全体の勝利」と評価し、「FIFAへの信頼回復の作業は始まったばかりだ」と警告した。