米国男子代表は2日、カリフォルニア州サンタクララで行われたW杯32強戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナに2対0で勝利し、2002年W杯以来となる決勝トーナメントの勝利を収めた。しかし、大会得点王のF・バルーグンが63分に退場となり、16強戦のベルギー戦では出場を欠くことになった。

バルーグン、得点後に退場の物議を醸す判定

バルーグンは前半終了間際に大会3得点目を決め、米国を1対0とリードさせた。しかし、その喜びは長く続かなかった。開始から1時間ちょっと過ぎた63分、米国攻撃の第3地区でボスニアのDFタリク・ムハレモヴィッチと接触した際、ブラジルのラファエル・クラウス主審はビデオ助理審判(VAR)を参照し、バルーグンの靴底が相手の脚と足に当たったとして、重大な反則行為と判断して退場を宣告した。

バルーグンは驚きを隠せず、フィールドを歩きながらクリスチアン・プーリシッチとT・ウィアに慰められた。ESPNによると、プーリシッチは退場後、チームが「深く掘り下げなければいけなかった」と語り、チームの粘り強さを称えた。「計画通りには進まなかったが、それが我々がどれだけ良いチームかを示している」と述べた。

人数不利の中でも堅実な守りで勝利

バルーグンの退場後、米国は10人で試合を進める必要があり、ディフェンスの組織力を発揮した。DFクリス・リチャードは試合が完璧ではなかったと認めつつ、「今日は我々の日だった」と話した。後半に追加点を挙げて勝利を確実にしたが、2点目を決めた選手の名前は報道では明記されていない。

ボスニア・ヘルツェゴビナは後半に決定的なチャンスをほとんど作れず、米国は人数不利ながらゲームをコントロールした。バルーグンの退場については即座に批判が上がり、VARの運用についての疑問が浮かんだと、ESPNが報じている。

次戦はベルギーとのW杯決勝トーナメント

米国は今後、ベルギーと16強戦を戦うが、バルーグンの不在は大きな損失となる。バルーグンは米国にとって大会の得点王であり、その出場が見込めない。ベルギーは技術的・戦術的素養の高い強力なチームであり、米国にとって重要な挑戦となる。

米国は2002年以来、32強を突破したが、得点王の失う損失を乗り越え、W杯の旅を続けることができるかはまだ不透明である。バルーグンの退場に関する物議は、次戦への準備にも新たな複雑さをもたらしている。