ジンバブエ代表チームと南アフリカの上位クラブ、マメロディ・サンダウンズに所属する31歳のサッカー選手、ディヴィン・ルンガは、10日、ヨハネスブルグのヒルブロウ地区で銃撃され、生命に別状はないことが確認された。南アフリカ警察は、この事件を「殺人未遂」と認定したが、容疑者の逮捕はしていない。

襲撃の詳細と状況

ルンガは、弟と一緒に車を運転中に、不特定の銃撃者から銃を向けられた。南アフリカのメディア『ザ・シティゼン』によると、襲撃は教会への道中に行われた。地元メディアは、犯人がルンガを密偵の警察官と誤認した可能性があると報じている。

ヒルブロウはヨハネスブルグの中心部に位置する人口密集地で、犯罪が頻発している地域として知られている。南アフリカは世界でも有数の高殺人率を抱え、都市部では狙撃のような標的暴力事件も珍しくない。

サッカー選手としてのキャリアとチームの対応

ルンガは、ジンバブエ代表チーム「ワリアーズ」と、南アフリカの上位クラブマメロディ・サンダウンズに所属している。ジンバブエ代表では21試合に出場しており、FIFAワールドカップ2026の予選チームにも選出されている。

2021年にマメロディ・サンダウンズに加入して以来、ルンガは複数の国内リーグタイトルと、2024年5月のアフリカチャンピオンズリーグ2度目の優勝にも貢献した。しかし、クラブや代表チームは銃撃事件について公式声明を出していない。

一方で、ジンバブエ代表チーム「ワリアーズ」はSNSに、ルンガが祈りのポーズを取る写真を投稿し、「神に信頼する」というキャプションを添えた。これにより、チームとしての連帯と支援を示した。

一般の反応と背景

クラブ側の公式コメントは出されていないものの、ファンやサッカー界全体で懸念が広がっている。ルンガが無傷で済んだことは、地域の暴力犯罪が頻繁に発生していることを考えると、幸運なこととされている。

南アフリカ警察のキャプテン、ティンツワロ・シベコは、調査が継続中であることを明らかにしたが、さらなる詳細は示していない。今回の襲撃は、治安の悪い地域で著名人が直面する危険を浮き彫りにしている。

ルンガはジンバブエと南アフリカの両方のサッカー界において重要な存在であり、現在の健康状態は安定している。襲撃中にけがを負ったとの報告はない。