世界ランク1位のアリーナ・サバレンカ選手(28)は2026年ナショナルバンク・オープンの第1ラウンドで、日本代表の内山優月選手を6-3、6-3で下した。Field Level Mediaによると、サバレンカ選手は試合開始早々にサービスゲームを落とし、0-2と苦境に立たされたが、連続5ゲームを奪って第1セットを獲得。第2セットでは両選手が連続5ゲームを破り合い、3-2でリードを広げた。

トランスジェンダー政策に関するSNSでの議論

サバレンカ選手がWTAの新規トランスジェンダー選手参加に関する政策、特に遺伝子検査の導入を支持したコメントが、Fox NewsやQueer.deの報道でSNS上で大きな議論を呼んでいる。モントリオールでの記者会見で、サバレンカ選手は「ツアーの公平性を維持するための必要なステップだ」と政策を支持。「生物学的に男性は女性より強く、女性が生物学的に男性と対戦するのは公平ではないと感じる」と述べた。

WTAの政策は、トーナメントに参加する選手全員が遺伝子検査を受け、トランスジェンダー選手の出場を制限するもの。サバレンカ選手の立場はSNS上でも賛否両論となっており、一部では「トランスジェンダー選手の存在は問題ではない」と反論する声も上がっている。Fox Newsによると、批判的な意見の中には「トランスホーフォビスト」や「差別主義者」とレッテルを貼る人もいた。

ランキング争いと大会戦略

サバレンカ選手はWTAランク1位を94週連続、通算102週間維持している。Puntodebreakの報道によると、現在、8,550ポイントを保有し、2位のエレナ・リバキナ選手を494ポイント上回る。サバレンカ選手は準決勝進出で1位を維持できるが、リバキナ選手は大会優勝し、サバレンカ選手が16強で敗退すれば、再び1位に返り咲ける。

ESPN Argentinaによると、サバレンカ選手は「遺伝子検査を受けるのは公平だ」と語り、「もし彼らが全員を検査したいなら、私は喜んで協力する」と述べた。また、自身の目標に集中し、女性テニスの公平性を維持することの重要性を強調した。

政策に対する支持と批判

サバレンカ選手の発言はWTAの新規政策と一致するが、すべての支持を得ているわけではない。Queer.deが指摘するように、トランスジェンダー女性が女子スポーツに与える利点と欠点はバランスが取れているとの科学的研究も存在する。それでも、サバレンカ選手は女子スポーツにおけるトランスジェンダー選手の参加に関する議論において、重要な声の一つとなっている。

記者会見で、サバレンカ選手は「もし彼らが全員を検査したいなら、私は喜んで協力する」と再確認。その立場は、女子スポーツの競技公平性を維持するという選手や統括機関の懸念を反映している。