米陸軍は20日、モロッコのカプ・ドラーで訓練中に崖から転落した米兵の遺体を回収したと発表しました。この兵士は5月2日に訓練中に崖から落下し、行方不明になっていました。

遺体は失踪現場近くで発見

モロッコの捜索チームは19日、5月2日に兵士が行方不明になった場所から1マイル(約1.6km)以内の海域で遺体を発見しました。米陸軍は声明で、捜索チームがモロッコ当局と協力して遺体の捜索を行ったと述べています。

兵士は、砲兵部隊の小隊長であるケンディー・ラモン・キー・ジュニア少佐と確認されました。キー・ジュニア少佐は、アフリカで行われる多国籍軍の訓練演習に参加していた米軍関係者グループに所属していました。

もう一人の兵士は依然として行方不明

米陸軍によると、もう一人の兵士は依然として行方不明で、捜索作戦が続いています。米軍は、もう一人の兵士の捜索を支援するために追加の捜索救難チームを派遣しています。

米軍関係者は、「アフリカ・ライオン」と呼ばれる演習に参加していました。これは米国アフリカ司令部(Africom)が主催する、米軍、NATO加盟国、アフリカのパートナー諸国との最大規模の合同演習です。アフリカ・ライオンは、地域全体での軍事協力と準備能力を高めるための定期的な演習です。

5000人規模の多国籍演習

演習の最大規模の部分はモロッコで行われており、40を超える国から約5000人の関係者が参加しています。米国アフリカ司令部(Africom)によると、多国籍部隊には米軍、いくつかのNATO加盟国、アフリカのパートナー諸国の部隊が含まれ、統合された訓練環境で協力しています。

米陸軍の広報担当者は、キー・ジュニア少佐の遺体の回収によって軍のコミュニティに一部の区切りができたと述べました。しかし、もう一人の行方不明の兵士の捜索に注力していると強調しました。米陸軍は、モロッコ当局の捜索および回収作戦への協力を感謝しています。