カントリーミュージックの巨匠ドリー・パートン(80)が死去した。彼女の資産は5億5700万ドルと推定され、音楽カタログやテーマパーク「ドーリーランド」などの事業が主な財産源だった。

音楽とビジネスの遺産

パートンは1966年以来、自身の楽曲の著作権を保有しており、毎年600万ドルから800万ドルの印税収入を得ていた。その中でも「アイ・ウィル・アルウェイズ・ラヴ・ユー」は、ウィ・ヒュー・トーンがカヴァーしたことで、1990年代だけで1000万ドル以上を稼いでいた。

彼女の音楽キャリアは70年にわたっており、1億枚以上のアルバムを販売。41枚のトップテン・カントリー・アルバムと25曲のナンバーワン・シングルを残した。18歳でナッシュビルに移住し、同年にカル・ディーンと結婚。60年間結婚生活を送り、2025年3月に夫が死去した。

慈善と教育

パートンは慈善活動にも深く関わっていた。1995年に設立した「ドーリーランド財団」の「イマジネーション・ライブラリー」は、乳児から就園児までに無料で絵本を郵送するプログラムで、2025年までに2億7000万冊以上を配布した。この取り組みは、彼の父親が教育の機会を失い文字が読めなかったことから着想を得たと語っていた。

アメリカ赤十字やHIV/AIDS支援、グレート・スモーキー・マウンテンズの山火事支援などにも貢献。アメリカ・イーグル財団の保全活動にも協力した。彼の遺伝は「愛、思いやり、そして強さ」で特徴づけられ、ミライ・シスなど多くの後進と親交があった。

健康と最後の日々

死去の前年、パートンは健康上の問題に直面した。夫の死去後の悲しみの期間に、最後のインタビューを『ピープル』誌で行った。彼女はビジネスや慈善活動にも積極的に取り組み続けた。子供がなく、夫も最近死去したため、遺産は親族に分配される予定。遺言や資産管理は2020年から専門の弁護士が担当していた。