2026年ワールドカップでイングランドとメキシコの試合が行われる予定だが、気象状況の懸念からFIFAがキックオフ時刻を変更する案を検討していることから、両国間で対立が起きている。BBCとEL PAÍSによると、現地時間午後6時から午前0時への変更が検討されている。この変更案は確定していないものの、メキシコの監督と選手の間で不満が広がっている一方、イングランドの選手たちは柔軟な姿勢を見せている。
メキシコ監督が変更案に批判
メキシコ代表のヘッドコーチ、ハビエル・アギレ氏は、変更案を「腹を蹴られたようなもの」と批判した。グループ・フォーミュラのインタビューで、アギレ氏はチームの準備スケジュールに大きな支障が出ると述べ、「6時間分の時間を消化しなければならない」と語った。
アギレ氏は、FIFAが監督や選手の意見を聞かずに決定したことに不満を示し、「FIFAが運営し、FIFAが決定し、私は従うだけ。それ以上はない」と述べた。
イングランド選手は対応を前向きに
一方で、イングランドのマーカス・ラッシュフォード選手とモーガン・ロジャース選手は、変更案を受け入れる姿勢を見せている。ラッシュフォード選手はカンザスシティでの記者会見で、「理想的ではないが、それほど気にする必要もない。集中しなければならないし、どんな時間でも準備ができている」と述べた。
ロジャース選手も「新たな障害にすぎない。時間に関係なく準備ができている」と話した。また、午前0時のキックオフは「アドレナリンを高めて試合に集中できる」とポジティブに捉えていると語った。
メキシコシティの治安と天候対策
メキシコシティでは、エクアドル戦での勝利を受けて、パセオ・デ・ラ・リフォーマ周辺で100万人以上の人が集まった。今度のイングランド戦では、大規模な治安対策と天候対策が求められている。n-tv.deの報道によると、日曜日の試合に向けて4万人の人員が配置される。そのうち1万7000人が警察官、2万4000人が緊急対応や行政スタッフである。
メキシコシティ市長のクララ・ブルガダ氏は、特に混雑が予想されるアングル・デ・ラ・インデペンデンシア記念碑周辺で厳格な入場制限を発表した。また、エクアドル戦では電気嵐の影響で試合が1時間遅れになったほか、観客3人が死亡する事故が起きたことを踏まえ、安全確保が重視されている。
FIFAは2026年ワールドカップの試合時間を12月に発表したが、イングランド対メキシコ戦は物流、ファン文化、国際サッカー統治の交差点としてのケーススタディとなっている。
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