フランスは英国の支援を得て、ロシアの制裁対象油船を押収したと、マクロン大統領が25日に発表しました。この油船はロシアのいわゆる影の船団に属していると疑われています。
国際水域での作戦
フランスの海事当局によると、タゴール号をアトランティックで拿捕しました。拿捕された際、この船は偽の国旗を掲げていたとされています。拿捕場所はブレタニーの西約400海里の地点です。
マクロン大統領はX(旧ツイッター)で声明を発表し、国際制裁を回避し、海洋法を違反して、ウクライナへの戦争資金を提供する行為は許されないとの見解を示しました。
英国国防部(MoD)はBBCに、作戦中に英国のヘリコプターが支援を提供したと述べました。英国軍はロシアの影の船団の追跡活動に積極的に取り組んでいます。
ロシア政府が「違法」と非難
ロシア政府は船の押収を「違法」と呼び、国際的海賊行為に近いと非難しました。クリミン宮内報道官は、ロシアが貨物の安全確保を図る措置を取っていると述べました。
ロシアは2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、所有権構造が不明確なタンカーの「影の船団」を通じて、国際的な石油輸出制裁を回避しています。タゴール号は、2025年9月以降にフランスが拿捕した、この船団に属すると疑われる4隻目の船です。
マクロン大統領は、国際水域での作戦は英国など同盟国と「海洋法に厳格に従って実施された」と述べました。
英国軍が追跡支援
英国国防部の報道官は、HMSサマセットに搭載されたヘリコプターが「フランスの作戦に対する追跡と監視を支援した」と述べました。英国は同盟国と協力して影の船団の活動を妨害し、プーチン政権によるウクライナ侵攻の資金源を断つことを目指しています。
報道官は、「最も基本的な航海規則に従わないこれらの船舶は、環境にも安全にも脅威を及ぼす」と述べました。
マクロン大統領が共有した動画には、ヘリコプターから油船に武装海軍官が乗り込んでいる様子が映っています。BBCはこの映像の真偽を確認していません。
以前、フランス当局は船主が罰金を支払うことで、これらの船の運航を許可していました。しかし、その後、運航を阻止する方針を表明しています。
英国のスターマー首相は3月に、同様に英国軍に制裁対象のロシア船の拿捕を許可したと発表しました。当時、英国国防部は影の船団の船舶を「妨害・抑止している」と述べましたが、具体的な詳細は明らかにしていません。
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