米国立公園管理局(NPS)によると、6月15日、グランドキャニオンで急な土砂災害が発生し、62人のハイカーがヘリコプターで救助された。けが人は報告されていない。NPSは、ブライアント・エンジェル・クリーク地区でハイキングやバックパッキングを行っていた人物について情報を提供するよう呼びかけている。
「恐怖」の体験を語るハイカー
41歳のニッキー・バグスさんは、グランドキャニオンの底から救助された一人である。彼女はこの出来事を「恐怖に満ちたもの」と表現し、天候が「美しい日」から突然の混乱へと変わったと語った。バグスさんと友人2人は、谷底にあるファントム・ランチの宿泊施設で荷物を置いた後、良い天気を楽しむために外へ出かけた。それから間もなく、洪水がその地域を襲った。
雨が降り始めたとたん、バグスさんと友人たちは高地へ移動した。最初はピクニックテーブルで避難していたが、後でレンジャーから別の岩場へ移動するよう指示された。その後、数時間避難していたが、現地時間21時30分頃に救助された。
迅速な対応と継続的なリスク
バグスさんは、レンジャーたちの迅速な対応に感謝し、「非常に特異で協調的な取り組み」と評価した。彼女と友人たちは、ファントム・ランチでステーキを食べる予定だったが、今やただ命を助けられたことに安堵していると語った。彼らの視点からは、橋が洪水で流されてしまう様子を見ていた。
NPSは、洪水によって一部の地域で大きな被害が発生し、地域のトレイルが閉鎖されたことを確認した。同機関は、日曜日と月曜日に雷雨と強降雨が予想され、「追加の土砂災害、土石流、岩落とし、トレイルや川の状況変化」の可能性があると警告した。
行方不明者の捜索を継続
NPSは、土砂災害発生時にブライアント・エンジェル・クリーク地区にいた人物の行方について、情報提供を呼びかけているが、現時点では行方不明者の人数を明らかにしていない。NPSは状況を引き続き監視し、洪水の影響の全体像を評価している。
バグスさんは、この経験がキャニオンの予測不可能な性質と備えの重要性を思い起こさせるものだったと語った。「不安な状況の中で、私たちが安全だと感じられたのは、統合された避難活動のおかげでした。」と彼女は述べた。
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