イスラエル軍は12日、占領下の西岸で7カ月のパレスチナ人男児を射殺し、両親を負傷させた。パレスチナ保健省が明らかにした。男児のサム・ファド・アブー・ハイカル容体は、エル・カッバ市で「占領軍が発砲した」という同省の発表を受け、病院で死亡した。
男児、病院で死亡
タルク・ババルワ医師はAFP通信に、男児は病院に運ばれたが、負傷のため死亡したと語った。この出来事は、パレスチナ当局や人権団体から広範な非難を浴びている。
祖母、車は停止中だったと主張
男児の祖母、フェリーラ・アブー・ハイカル氏は、ワファ通信に「イスラエル兵が発砲した際、我々の車は完全に停止していた」と述べ、「危険も、発砲の正当な理由もなかった」と語った。
イスラエル軍はX(旧ツイッター)に投稿し、「運用活動」中に「車両が兵士に向かって加速している」と認識したと説明。「単発の発砲で対応し、3人のパレスチナ人が負傷し、医療処置を受けた」とした。
初期調査では「負傷者は無関係の民間人」としており、事件の再検討を進めていると付け加えた。軍は再検討の完了時期や、調査結果に基づく措置については明言しなかった。
西岸での暴力行為が増加
2023年10月にガザでの戦争が始まって以来、西岸での暴力行為はエスカレートしている。AFP通信がパレスチナ保健省のデータをもとにまとめた情報によると、イスラエル軍や移住者によって西岸で少なくとも1080人のパレスチナ人が殺害された。
男児の殺害は、地域の民間人の影響への懸念をさらに高めている。国際的な機関は、紛争の両側での民間人の被害と人権侵害についての調査を繰り返し求めている。
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