米商務省が発表した個人消費支出(PCE)物価指数は、5月に前年同月比4.1%上昇し、2023年4月以来の最大の年次上昇率を記録した。これは、前月の3.8%から増加した。月次ベースでは0.4%上昇し、4月の0.4%と同水準だが、3月の0.7%を下回った。

上昇要因はガソリン価格の高騰に加え、人工知能(AI)ブームによって需要が高まった半導体やコンピューター機器の価格上昇が挙げられる。

また、食品やエネルギーを除いたコアPCE指数も、前年同月比3.4%上昇し、4月の3.3%から増加した。これは2023年10月以来の最大の上昇率で、エコノミストによる調査で予想通りの結果となった。月次ベースでは0.4%上昇し、予想の0.5%を下回った。

コア物価の上昇は、ガソリンや食品以外の分野でも物価上昇圧力が広がっていることを示しており、FRBが物価安定を維持するという使命に挑戦を強めている。

こうした物価上昇の影響で、アップルは半導体不足を理由にMacやiPadなどの製品価格を値上げした。同社はAIブームによって生じた需要急増を「消費者電子機器業界にとって前代未聞の課題」と述べている。

エントリーモデルのMacBook Neoは599ドルから699ドルに、512ギガバイトのMacBook Airは1099ドルから1299ドルに、1テラバイトのMacBook Proは1699ドルから1999ドルにそれぞれ値上がりした。アップルは書面で、「これまでにないほどの部品価格の急騰を経験した」と述べた。