ケニアのデルモンテ農場で、G4Sの警備員が関与したとされる事件で、3人が死亡した。34歳のステファン・マルブ・キバンドは、昨年8月、G4Sと共同で警備に当たっていた警察官から近距離で胸を撃たれた。目撃者によると、被害者は投降を示すために両手を上げていた。
警備体制の懸念
キバンド氏の兄、27歳のハロン・カメ・キバンド氏は、今年4月、G4Sの警備員が投げた石に頭を打たれ、バイクから転落して死亡した。もう1人の31歳のマイケル・ムイリュリ氏も、G4Sのピックアップトラックに突っ込まれて死亡した。2023年には、同農場で10年間にわたって4人の死亡が報じられていた。
2024年3月、デルモンテケニアは、農場の警備をG4Sの270人体制に委託した。当時のデルモンテケニアの代理マネージングディレクター、ウェイン・クーク氏は、会社および周辺地域の住民の安全が最優先事項だと述べた。同社は「人権問題」の対応として新たなマネージャーを任命した。
抗議と訴え
今年、ケニア警察はG4Sとの協力体制を強化し、「重要インフラ防衛部隊」を設置した。活動家らは、警察の関与によって、致死的な武力行使の追及が難しくなると懸念している。G4Sは不正行為を否定している。
マランガ県にあるこの農場は、英国のスーパーマーケットなどへの輸出で年間1億ドル以上の価値がある。同県の平均月収は約280ポンド(380ドル)で、パイナップルの盗難は数十年にわたって問題となっている。ケニアの上院議員は、農場での暴力行為について独立した調査を求める声を上げている。
目撃者の証言とその後
ステファン・マルブ・キバンド氏は、2025年8月12日に胸を撃たれて即死した。目撃者によると、彼は警察とG4Sの警備員に追われ、逮捕を拒否していた。彼は投降を示すために両手を上げていたが、警察官に撃たれた。
G4Sは、警察と警備員がナイフを持った男たちに襲撃され、G4Sの車両が焼かれたと主張している。G4Sの広報担当者は、警察の監査機関「独立警察監査機関(IPOA)」に、石を投げナイフを持った男たちによる襲撃の映像を提出したと述べた。しかし、G4Sはその映像を「ガーディアン」紙には提供しなかった。
事件を目の前で見ていたスティーブン・ンデリト氏は、「友人は警察に近づいて、自分たちは何の罪もないと訴えていた」と語った。「警察官2人とG4Sの警備員2人が、私たちから50メートルほど離れた場所にいた。私は一人が銃を向けているのを見て、近くの茂みに飛び込んだ。マルブが両手を上げた瞬間、銃声がして倒れたのを見た」。この事件は広く非難され、後にG4Sのバンが焼かれる抗議行動が起きた。地元の議員、メアリー・ワマウア・ワイトラ氏は、「投降した人をなぜ撃つのか。彼は両手を上げていた。ナカティ警察署の指揮官を罷免したい」と述べた。
コメント
まだコメントはありません
最初にコメントしましょう