バルセロナの1-0でアトレティコ・マドリードを下した試合の終盤、ラミネ・ヤマルが明らかに不満そうにしていたのは、高所のリーガ戦でゴールを決められなかったためだと、バルセロナの監督であるハインツ・フリック氏は説明した。18歳のFWは、ロベルト・レヴァンダフスキーが87分に決勝点を決めたにもかかわらず、チームの勝利にもかかわらず、仲間と喜びを分かち合うことなく、無言でいた。
ヤマルのプレーと感情
フリック氏は試合後にヤマルを「少し怒っていた」と語り、若手FWが全力を尽くしたものの、ゴールや最終パスを決められなかったと述べた。ドイツ人監督は、ヤマルの感情は試合の一部であり、その後の更衣室では「すべて大丈夫」と語った。
前半戦では、フェルミン・ロペスからパスを受けて、軽く叩き上げたシュートでゴールポストを直撃した。試合開始早々には、アトレティコの選手をかわして、ロペスに正確なパスを送るなど、テクニックを披露した。
その貢献にもかかわらず、終了のホイッスルが鳴った後、ヤマルは沈黙した表情でフリック氏のそばを通り過ぎた。フリック氏は彼を慰めようとしたが、2人は数語交わしたのち、ヤマルは更衣室に戻った。フリック氏は、ヤマルの反応はプレーの質とは関係ないとし、「彼のプレーは『良い』ものだった」と説明した。
イスラム主義的発言の問題
スペインのサッカー界でイスラム主義の問題に注目されているヤマルは、ナショナルチームのエジプト戦で反イスラムの声が上がったことに対して、強く非難した。その出来事は、バルセロナのRCDEスタジアムで、ワールドカップの前哨戦として行われた試合中に起きた。試合は0-0の引き分けに終わった。
モロッコ出身でスペインに移住した父を持つムスリムの選手であるヤマルは、インスタグラムでその声を「不適切であり、許容できないもの」と非難した。彼は、その声が自分を直接的に狙ったものではないことを認めたが、イスラム教徒としてそのような発言は受け入れられないとした。
この出来事は、スペインのサッカー界における人種差別問題の一部であり、レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオルなど、他の選手も同様の扱いを受けてきた。ヤマルの発言は注目を集め、スポーツ界における差別の問題を再認識させるものとなった。
今後の試合とフリック氏のコメント
バルセロナは、UEFAチャンピオンズリーグの準決勝で、再びアトレティコ・マドリードと対戦する。今シーズン、ヤマルは19ゴールを記録しており、そのうち14ゴールはリーガ戦、5ゴールは欧州大会でのものである。
フリック氏は、今後の試合に向けてヤマルがより良い気分になるだろうと語り、「今後3日間、次の試合の準備を進める。非常に重要な試合であり、彼はこの試合の後より良い気分になるだろう」と述べた。
ヤマルのプレーと感情に注目が集まる中、スペインのサッカー界における差別の問題や、若手選手が高所の試合でプレッシャーに応える必要性が浮き彫りになった。フリック氏のコメントは、ファンやメディアに対して、ヤマルの反応が試合の自然な一部であることを示す意図である。
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