産後精神病を主張

クランシー被告は殺人罪に問われているが、弁護側は産後精神病の影響で罪に問われるべきではないと主張している。法精神科医のフィリップ・レズニック氏が証言した。レズニック氏は被告の最終証人として、産後精神病の影響について語った。

一方、検察側はクランシー被告が意図的に5歳のコラ、3歳のダウソン、8か月のカルランをフィットネスバンドで絞殺したと主張している。レズニック氏は陪審団に「クランシーさんはその日、精神疾患により、法の要求に従うことができなかった。彼女は命令に従っただけで、自らの意思で行動したわけではない」と証言した。

命令幻覚と影響妄想

レズニック氏は、クランシー被告が命令幻覚だけでなく、影響妄想も経験していたと説明した。クランシー被告は殺人後、2階の窓から飛び降りて全身麻痺になり、以降は車椅子で裁判に出席している。

レズニック氏は、クランシー被告が2023年1月の殺人当日に正邪の区別がつかなかった可能性があると証言した。「クランシーさんは、子供たちが自分と天国へ行けるようにするほうが善だと信じていた」と述べた。

弁護側は、クランシー被告がカルランの出産後に幻覚や妄想を経験し、精神科治療を受けていたと主張している。殺人直前には数日間、精神科病院に入院していた。

精神状態証言

クランシー被告の母親と義理の義母が証言し、最小の息子の出産後に精神状態が悪化したと語った。義理の義母のサスン・クランシー氏は、クランシー被告が「非常に育児熱心で、愛情深い母親」だったと語り、「助けを求め続けていた」と証言した。

検察側は、2023年1月、クランシー被告がマサチューセッツ州の自宅で3人の子供をフィットネスバンドで絞殺し、2階の窓から飛び降りたと主張している。クランシー被告は3つの1級殺人罪で起訴されている。

英国の国民保健サービス(NHS)は、産後精神病を「出産後に発症する希少な重篤な精神疾患」と定義している。「産後精神病は『赤ちゃんブルー』とは異なる。これは深刻な精神疾患であり、緊急の医療対応が必要である」とNHSは述べている。

もし苦しみや絶望を感じて支援が必要な場合は、医療専門家や支援団体に相談することを勧めている。多くの国で利用可能な支援情報は、Befrienders Worldwideのウェブサイトで確認できる。www.befrienders.org。英国では、支援団体のリストはbbc.co.uk/actionlineで確認できる。