リヨン(フランス)— フランス大統領エマニュエル・マクロンは、極右活動家の殺害事件が街頭での衝突を懸念させる中、政治的過激派集団の取り締まりを指示した。マクロン大統領はパリの農業博覧会で、来週の閣僚会議で各政党に関連するグループを厳しく審査する方針を発表した。

マクロン大統領は「共和国では、暴力は一切正当化されない。どの政党から来ても、ミリタリズムの余地はどこにもない。我々は絶対に妥協しない」と述べた。

23歳の極右活動家クレティン・デランクは、先週、学生集会の周辺で極左と極右支持者による衝突の後、脳挫傷で病院で死亡した。その集会には極左議員リマ・ハサンが基調講演をした。リヨンの検察は7人の容疑者に一時的な起訴を下した。6人は故意殺人、重罪の暴力、犯罪共謀の罪を問われ、7人目はそれらの罪の共犯として起訴された。

警察は、リヨンで計画されている追悼行事やデモを厳重に監視すると発表した。リヨンは長年、極右活動の温床として知られており、極左活動家も近年徐々に台頭している。デランクの両親は自制を呼びかけ、主な集会には参加しなかった。当局はその集会を禁止しなかった。

来月の市議会選挙と2027年の大統領選挙を目前に、マクロン大統領の第2期任期も終わりに近づいている中、緊張が高まっている。マクロンの政敵たちは、極左政党「フランスを再建する会」(France Unbowed)とその指導者ジャン=ルック・メレンションに責任を追及している。容疑者の中には、同党議員の秘書で、反ファシスト青年団(Young Guard)を設立した人物も含まれている。

メレンションは暴力を非難し、政党の責任を否定した。2012年、2017年、2022年の大統領選で決選投票に至らなかったこの元大統領候補は、新たな攻撃を浴びている。極右政党「国民集会」(National Rally)のリーダージョルダン・バーデラは、フランスを再建する会と一丸となって対抗するよう呼びかけている。かつての社会党出身の元大統領フランソワ・オルレアンも、メレンション派との連携を今後は避けるよう警告している。

極右勢力はデランクの死を利用して、フランスを再建する会を暴力の温床と描き出している。リヨンの過激派間の衝突は、数十人の参加者を巻き込む組織的な街頭戦闘に発展するケースが頻繁にある。マクロン大統領は、デランクとその家族への追悼がいかなる力の行使よりも先に求められると強調した。「これは、毅然とした姿勢と責任の時です」と語った。