火曜日にパリの上訴裁判所が下す判決によって、マリーン・ルペン氏が2027年のフランス大統領選に立候補できるかどうかが決まる。この判決はルペン氏の政治的未来を決定し、2027年4月18日に予定される第一回投票を前に、大統領選戦の幕開けともなる。

上訴審の内容は?

2025年3月31日、ルペン氏は2004年から2016年にかけて欧州議会(EP)の資金140万ユーロを不正使用したとして、公職から5年間立ち退く処分を受けた。資金は、議会の補佐員ではなく自身の政党の従業員に支払われていた。ルペン氏は2004年から2017年にかけて欧州議会議員を務め、4年の懲役刑(うち2年は執行猶予、残り2年は電子タグ付きの在宅刑)が科された。

裁判は、ルペン氏が架空の職務計画を承認または黙認していたとして、2027年の大統領選出馬資格を失わせた。上訴審は1月から2月にかけて行われ、ルペン氏は詐欺計画を企画したとは否定しながら、一部の議会職員が政党の利益のために働いていたという誤りを認めた。

マリーン・ルペン氏とは?

マリーン・ルペン氏はジャン=マリー・ルペン氏の娘で、2011年に父のブランドを「デトキシファイ」(浄化)するという使命で極右の国民戦線(FN)を継承した。2015年にはホロコーストに関する父の発言を理由に党から追放し、2024年に「集結(Rassemblement National、RN)」という新しい名称に改名した。2024年の選挙では、577議席の国民議会で143議席を獲得し、最大の成果を上げた。

ルペン氏は、フランス司法の「差別待遇」を主張し、詐欺罪で起訴された他の指導者とは異なる扱いを受けていると述べてきた。しかし、初審の判事は、ルペン氏が「父が確立した制度を断固として採用した」とし、架空職務計画の中心にいたと判断した。

判決の可能性は?

ルペン氏が無罪と判定されれば、大統領選への出馬資格が回復し、評判も保つことができる。しかし、この判決は現実的ではないと見られている。裁判所が有罪を認定し、公職禁止が2年以上続くと、ルペン氏は立候補資格を失う。5年の公職禁止はすでに開始されており、時効が進んでいる。

公職禁止が2年以下と判定されれば、ルペン氏は出馬できる。検察が提言した4年の懲役刑が維持されれば、2年ではなく1年間電子タグ付きの在宅刑となる。これはルペン氏にとって重要な問題で、大統領候補者は「完全に自由に移動し、集会を開く」必要があると主張している。

ルペン氏は、最高裁判所(コート・ド・カサシオン)に再審を求めることができるが、この手続きには数カ月かかり、選挙運動に支障が出る。ルペン氏はこの選択肢を取らない意向を示している。無罪判決が出たとしても、検察が最高裁判所に上訴する可能性がある。

火曜日の判決後、ルペン氏はテレビ局TF1の20時からの主要ニュース番組で、自身の意向を明らかにする。