鴨緑江新橋は朝鮮の新義州と中国の丹東を結ぶ。2014年に建設が完了したが、朝鮮側のインフラ整備の遅れなどで12年間の遅延を経て、今月正式に開通した。この橋は両国間の経済関係を強化するものと期待されている。また、今月初旬に朝鮮とロシアの間で開通した道路橋に続き、二つ目の新橋である。

朝鮮半島の与党議員の呂坤映氏は、金氏が同日中に北朝鮮に戻る可能性が高いと指摘。丹東での橋の開通式典は翌日に予定されているが、式典に出席する理由が限られるとしている。今回の訪問は中国軍が朝鮮戦争に参戦した10月25日の記念日と重なった。金氏と中国の習近平国家主席の会談は見込められない。習氏は月曜日から木曜日まで北京で閉門党会議に出席する。

中国は11月に深圳でAPEC会議を開催する予定で、米国のドナルド・トランプ大統領が出席する見込み。トランプ氏は金氏との会談に意欲を示しているが、平壌はまだ反応していない。分析家は、金氏が会談に先立って中国の支援を求める可能性があると指摘している。

丹東訪問の数時間前、朝鮮の国家メディアは金氏が朝鮮の首都・平壌で開いた軍幹部会議で「朝鮮式軍事革命」を呼びかけたと報じた。この発言は、朝鮮半島の緊張が高まる中でのもので、南朝鮮が非武装地帯(DMZ)での爆発事故後に境界線の確認を求める会談を提案したことを受けてのこと。朝鮮は責任を否定し、提案にはまだ反応していない。

金氏の丹東訪問は中国への6回目で、前回は2025年9月に中国の北京で行われた軍事パレードに習近平氏とロシアのプーチン大統領とともに出席したのが初めて。習氏は2026年6月に平壌を訪れ、7年ぶりの訪問となった。

日本のメディアは、鴨緑江新橋や中国の朝鮮戦争関係の博物館周辺で交通規制やホテル予約の制限が行われたと報じた。この措置は金氏の訪問に関連していると共同通信が伝えた。朝鮮半島の政府は金氏の中国訪問スケジュールを確認していない。北朝鮮と中国も公式にコメントしていない。