米国防省傘下の軍事新聞『スターライツ』の編集長エリック・スラヴィン氏ら主要編集者数人が最近、『順守不足』を理由に解雇された。スラヴィン氏はCBSニュースとのインタビューで、ペンタゴンが報道への干渉を試みたと主張した。

スラヴィン氏は「彼らはこう言う。『絶対に正確なレポートを掲載するのではなく、こちらの用意したものを掲載してほしい』と。これは赤線だ」と述べた。

ドイツに拠点を置くララ・コルテ記者も、自身の発言を理由に解雇されたとツイッターで明らかにした。コルテ氏は「国防省は、私がCBSの記者に『スターライツ』の記者であり、ペンタゴンや政府、政治指導者ではないと伝えた後、『不服従』を理由に私を解雇した」と投稿した。

『スターライツ』は国防省予算で運営されているが、伝統的に編集的独立性を保っている。

軍需物資減少に関する報道を否定

CNNとロイターの報道によると、米軍はイランとの5か月にわたる紛争で、重要な防空ミサイルの在庫の80%近くを使用した。内部情報では、米陸軍が持つ戦術ミサイルシステム(アタックス)や精密攻撃ミサイル(PRSM)の在庫がほぼ枯渇しているとされている。

ヘグゼス国防長官はこれらの報道を否定し、ツイッターで「これは事実ではない。@CNN、恥を知れ」と投稿した。長官は「フェイクニュース」の拡散を指摘したが、具体的な数値を提示しなかった。

共和党のトーマス・マシー議員はヘグゼス長官の投稿に対し、「いくつあるのか?」と反論し、80%という数字の正確性に疑問を呈した。

ロイターによると、関係者は低在庫状態に米軍の今後の戦闘準備が危ぶまれると述べている。しかしヘグゼス長官は、具体的な反論や代替データを提示しなかった。

「自由の武器庫」ツアー

ネブラスカ州オフタット空軍基地を訪問したヘグゼス長官は、米国防産業基盤の再建の重要性を強調した。この訪問はトランプ政権の「強さを通じた平和」の政策を支援する「自由の武器庫」ツアーの一環。ツアーは防衛製造業者のオーシャコック社も訪問した。

ヘグゼス長官は、米核抑止力の維持に貢献する戦略司令部の役割を称賛した。「それは我々の国民、米国の自由を守るための絶対的な基盤です。これ以上言うことはありません。」と述べた。

長官は「社会工学やDEI(ダイバーシティ・イクアリティ・インクルージョン)や社会正義運動」と呼ばれる動きを批判し、これらは軍の準備態勢を妨げるとしている。

ヘグゼス長官は「アメリカ第一」のコミットメントを再確認し、軍の「戦士精神」の復活を強調した。また、指揮官が「明確かつ公平に部隊全体で基準を維持する」必要性を訴えた。