王宮での演説

マドリードの王宮でフェリペ6世国王とレチツィア王妃と会談した法王は、「平和と民衆間の連帯への積極的なコミットメント」を強調した。BBCが伝えた。

また、法王は「国際法と多国間主義への忠実な遵守」を認めた。これは、米国大統領ドナルド・トランプ氏とのイラン問題や、イスラエルとのガザ戦争に関する外交的対立とも一致する。

虐待と移民への注目

訪問中、法王はカトリック教会内での性的虐待の被害者と移民支援団体と会う予定だ。

移民問題はスペイン国内でも分断的なテーマであり、法王の注目は首相ペドロ・サンチェス氏への支援と見られている。

また、法王はレアな演説をスペイン議会で行い、平和の重要性を強調する。そのメッセージは、無知または対立的な見方として見られることもある。

機内で記者団に語った法王は、性的虐待が「教会にとって未だに開かれた傷口」であると認めた。

2023年のスペイン監査院の調査では、人口の1.1%が司祭や教会関係者による性的虐待を受けたとされ、44万人に上る。

この調査結果については、教会が異論を唱えている。

これに対し、フェリペ国王は法王の「明確さと毅然とした態度」を称え、「傷と修復のプロセスにおいて不可欠だ」と述べた。

移民と政策

訪問後半では、カナリア諸島でサンチェス首相とともに数千人の移民がヨーロッパへ向かおうとして亡くなったことを悼む。

2024年には約4万7000人がカナリア諸島に到達し、市民団体「Caminando Fronteras」の推計では、9000人以上がその道のりで命を落としている。

スペインの移民政策は左翼政府下で、ヨーロッパの多くと対照的で、約50万人の無許可移民に法的地位を与える計画がある。

軽いトーンでは、バロンドールとレアル・マドリーどちらを支持するか問われた法王は、外交的な答えとして「すべてのチームを支持する」と答えた。

「だが、ロバート・フランシス・プレヴォストとしてはレアル・マドリーだ」と法王は付け加えた。