サウジアラビアは25日夜、アル・ジャズィーラテレビジョンの報道によると、「敵対的な空中脅威」を警告し、国内全域に緊急アラートを発令した。26日にはリヤドで少なくとも1回の爆発が聞こえ、空港近くの住民は午前中に黒い煙の大きな柱を確認した。サウジ当局は被害や損傷を報告していない。
これは、2023年7月からエスカレートしたリヤドとロヒンス勢力との戦闘が始まって以来、最初の空襲警報だった。サウジの報道官は、ロヒンス勢力が首都の民間人やインフラを狙う試みをエスカレートさせていると指摘した。国際人道法に従って、ロヒンス勢力を抑止するために「適切な」行動を取る権利を連合は主張した。
ロヒンス、リヤドとヤンブーを攻撃と主張
26日早朝、イエメンのロヒンス戦闘員は、リヤドの「重要」施設と西部沿岸都市ヤンブーのアラムコ石油施設を攻撃したと主張した。アル・ジャズィーラの報道によると、ロヒンスの軍事報道官ヤハイア・サレイ氏が声明で明らかにした。サレイ氏は、攻撃は巡航弾道弾とドローンを使って行われたと述べた。
サナア・センター研究所の知識生産部門責任者、ヤズミーン・アル・エリャーニ氏はアル・ジャズィーラに語った。「ロヒンス勢力がエスカレートのタイミングとレベルを決めていることが見て取れる」と彼女は述べ、「現状によって見ると、ロヒンス勢力がコントロールしているように見える」と話した。
サウジ防衛部隊、7発の弾道弾を迎撃
米国防総省傘下のCSISミサイル防衛プロジェクトによると、ロヒンス武装勢力は3月25日にサウジアラビアに向けて7発の弾道弾を発射した。そのうち3発がリヤドを狙い、2発がジザンを、それぞれ1発ずつがクハミス・ムシャイトとナジャランを狙った。ロヒンスのメディアは発射を確認し、少なくとも1発は「ブルカーン-H2」と名付けられた弾道弾で、空港を主な標的に設定した。
サウジ空軍防衛部隊は7発の弾道弾を「迎撃し破壊した」と報じたが、これは独立して確認できない。少なくとも1発のパトリオット迎撃ミサイルが発射後に失敗し、リヤドのアル・マラカ地区に墜落した。もう1発は発射直後に爆発した。リヤド在住のエジプト人住民が破片で死亡し、少なくとも2人が負傷した。
複数の動画が共有され、迎撃の様子やその結果が確認された。ある動画では、リヤドの街中でロヒンス弾道弾の胴体が置かれた場所に群衆が集まっている様子が映し出されている。別の動画では、パトリオット迎撃ミサイルが急左に曲がり、リヤドのアル・マラカ地区に落下する様子が見える。第3の動画では、3発のパトリオット迎撃ミサイルが映し出されており、そのうち2発が空中を飛行中、もう1発は残骸状態だった。飛行中の2発は成功した迎撃を示しているように見えるが、もう1発は早期に爆発し、大きな火のついた破片を生じた。
エスカレートと地域の緊張
今回の出来事は、サウジ主導の連合とロヒンス勢力の間の緊張をさらに高めている。民間人やインフラを狙った攻撃は、さらなるエスカレートの懸念を生じている。サウジ政府はこれまで、こうした攻撃で民間人が死亡したり、被害が出たことを否定している。一方で、ロヒンス側が攻撃に成功したと主張しているが、その主張は確認されていない。
地域や国際的な関係者たちは引き続き状況を密接に注視している。イエメンでの紛争は、広範な地政学的緊張の火種となっている。ロヒンス勢力が弾道弾や巡航弾道弾を使用していることは、その戦闘能力の増大と、サウジ主導の連合がこうした脅威に対抗する上での課題を示している。
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