セネガルの議員らは、大統領バスリュー・ディオマエ・フェイ氏の権限を縮小する憲法改正を進め、議会内で激しい論戦や抗議行動を引き起こしている。BBCとAOL.comの報道によると、改正案は現職の大統領が政党の指導者を務えることを禁止し、大統領選挙と当選者の就任の間の期間における大統領の立法署名権限を制限することを含む。

提案された憲法改正

改正案は、議会委員会の権限を拡大することも目指しており、これにより行政から立法への権限移譲が進む可能性がある。現職の大統領政党Pastefは、165議席中130議席を占めており、改正の目的は行政・立法・司法の分離を強化することだと主張している。しかし、反対派は、改正が元首相のオスマネ・ソンコ氏による政治的報復の試みだと見なしている。

議会での抗議と退場

火曜日、警察は議会外での抗議者を排除するために催涙弾を使用した。議会内では反対派の議員が改正案に反対するため退場した。討論中、司法相のモウサ・サル氏は、大統領が改正案を国民投票で決定するための公投に諮ることを発表した。しかし、ソンコ氏は大統領がその権限を持たないと主張し、改正案は既に議会の過半数の支持で有効に採択されていると述べた。

反対派と市民社会の懸念

反対派と市民社会団体は改正案を批判し、直ちに撤回を求めており、改正は政治的動機に基づいており、国内の民主主義原則を損なう可能性があると主張している。この論戦は、セネガルの政治における分裂が広がっていることを示しており、統治政党は影響力を強化しようとしている一方で、反対派と市民社会は権力のバランスが崩れるのを防ごうとしている。