SpaceXの株価は、史上初となる決算発表後に急落した。同社は今期、AIインフラへの大規模投資を明らかにし、資本支出として184億ドルを支出した。これは6月に行ったIPOで調達した857億ドルのうち約20%に相当する。
AIの野心と財務的な負担
大規模な支出にもかかわらず、SpaceXのAI事業は今期、前年比で3倍以上に増加した26億ドルの売上を記録した。しかし、営業ベースでは依然として赤字となっている。同社は今後2四半期、AIコンピュート容量の拡大、スターライナーの生産、次世代スターリンク衛星の開発を進めるため、高額の支出を維持する計画だ。
Founders 100 ETFのポートフォリオマネージャーであるマイケル・モナガン氏は、「新しいコンピュート資本は非常に速く収益化されるため、資本支出よりも商品原価に近い」と述べた。SpaceXの幹部は、AIコンピューティングの需要が供給を上回り続けていると見なし、年内には2ギガワット以上のコンピュート容量を確保する予定だ。
市場全体の反応
SpaceXの株価が下落した一方で、テスラも2四半期の決算発表後に下落に見舞われた。テスラは調整後の1株利益が55セントのコンセンサスを下回る33セントを記録し、株価は4%下落した。資本支出は579億ドルと前年同期比で倍増し、フリーキャッシュフローはマイナス109億ドルとなった。
テスラは今期、48万126台の車を納車し、前年比25%増加し、自動車売上は205億2000万ドルと前年比23%増加した。しかし、営業費用は43億5000万ドルと前年同期比47%増加し、研究開発費は2億3700万ドルと49%増加した。営業利益は3億9800万ドルと前年比57%減り、営業利益率は4.1%から1.4%に低下した。
アジア市場への影響
アジア市場も下落に転じ、韓国のKOSPIは519.09ポイント下落し、8411.21で取引を終えた。SK hynixは8.4%下落し、三星電子も5.3%下落した。ソウル市場の下落は、アップルがMacやiPadの価格を100~300ドル引き上げると発表したことが直接的な原因となった。これはメモリコストのインフレがアップルの吸収能力を超えていることを示唆している。
日本では、OpenAIのIPO延期報道を受け、ソフトバンクグループが12.5%下落し、日経平均株価は4.2%下落した。中国市場も下落し、SMICやCambriconなどが圧力を受けた。
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