『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』はグローバル開画週末で9億2700万ドルを記録し、歴代2位の成績を収めた。ソニー・ピクチャーズとデッドラインの発表によると、この数字は予想を上回り、前作『ノー・ウェイ・ホーム』の開画週末6億50万ドルを大きく上回った。

海外興行での成功

映画は66市場、7万3500スクリーンで5億7200万ドルを稼ぎ出し、インド(3180万ドル)やフランス(2660万ドル)で好調だった。中国は1億2100万ドル、英国は4900万ドルを貢献した。

『ブランド・ニュー・デイ』はブラジル(2380万ドル)、スペイン(1560万ドル)で記録を樹立し、ペルー(860万ドル)、コロンビア(680万ドル)、サウジアラビア(540万ドル)など市場の小さな国でも好調だった。

シリーズと業界動向

マーベル・スタジオズのケビン・フェイジー社長は開画を「本当に素晴らしい」と評価し、次作『ドゥームズデイ』に向けた重要な勝利だと述べた。『アベンジャーズ:エンドゲーム』以降、マーベル作品は広く大衆に支持される力が低下しており、『ザ・マーベルズ』や『ザ・サンダーボルツ』は制作費を回収したが、ブロックバスター級のヒットには至っていない。

スパイダーマンシリーズは依然としてマーベルのトップ興行成績を記録しており、『ノー・ウェイ・ホーム』はほぼ20億ドルを稼いでいる。グローバル興行はパンデミック後の回復傾向にあり、北米市場は2019年以来初めて100億ドルに達する見込みだ。

競合と今後の展望

『ブランド・ニュー・デイ』は今後数日中に10億ドルを突破し、2026年の興行収入最多映画になる可能性がある。クリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』も10億ドルを越える見込みだ。一方、インディー・ホラー映画『オブセッション』や『バックルームズ』は合わせて3900万ドルを稼ぎ出し、観客を驚かせている。

スパイダーマンの新作が記録を塗り替える中、映画業界はネットフリックスなどのストリーミングサービスとの競争が続く中でも、劇場への強い回帰を見せている。