東京——タナカ貴金属グループは、2026年3月1日に開催される2026年東京マラソンの上位入賞者に授与される金・銀・銅メダルを提供・寄付する。今回のメダルは、大会のテーマ「The Day We Unite(私たちは一つ)」を反映し、ランナーからボランティア、観客に至るすべての参加者を称えるデザインが採用されている。

結束と包摂を象徴するデザイン

メダルの前面には大会ロゴと「Tokyo Marathon 2026」という文字が点字で記載され、視覚障害者にも配慮されている。裏面には「FINISHER(完走者)」と大会日付、タナカのロゴが刻まれている。リボンのデザインは2016年のデザインを引き継ぎ、参加者全員のつながりを表す織り込まれたラインが特徴。

東京マラソン財団によると、このデザインは大会の精神である「結束」と「包摂」を具現化したもの。財団の担当者は「東京マラソンはランナーだけでなく、大会を実現する多くのボランティアや応援者、観客の存在も忘れてはならない」と語った。

メダル製造における持続可能性

タナカは2026年東京マラソンの持続可能性を支援するため、メダル製造に再生素材を用いる。リボンは再生ポリエステルで作られ、金メダルの金メッキにはタナカが開発した「REシリーズ」の再生貴金属が使用される。この取り組みは、マラソンの「廃棄物削減」「環境保護」「DEI(多様性・公平性・包摂)」への取り組みと一致している。

タナカのグループCEO・田中浩一郎氏は「メダルに再生素材を採用することは、イベントの環境への影響を減らす大きな一歩だ。我々は製品やサービスを通じて、より持続可能な未来に貢献したい」と述べている。

歴史的意義と今後の展望

2026年東京マラソンは、大会の19回目であり、2027年には20周年を迎える。マラソンは、安全・エキサイティング・包摂を軸に、日本最大規模の市民参加イベントの一つに成長した。今年のキーワードは「Run. Tokyo. Own.(走れ。東京。所有せよ。)」で、参加者の個々の物語と、それらが集まって「一つの東京」を築くことを強調している。

タナカは2007年の大会開催から関与しており、これまでのすべての大会のメダルを製造してきた。同社はパラスポーツの普及にも貢献し、1964年東京オリンピックの記念行事にも参加。今後も、包摂的で健康的な社会を推進するスポーツ活動への支援を継続する。

2026年東京マラソンは、東京マラソン財団が主催し、日本陸連、東京都、読売新聞、日本テレビなどの主要メディア機関などと連携して開催される。

メダルの詳細仕様は以下の通り:

– 金メダル:約100g、直径65mm、厚さ3mm;純銀に金メッキ

– 銀メダル:約100g、直径65mm、厚さ3mm;純銀

– 銅メダル:約85g、直径65mm、厚さ3mm;純銅メッキ

大会の支援団体には、日本オリンピック委員会、日本スポーツ庁、アシックス日本、大塚製薬、タナカ貴金属グループなど、多数の企業が参加。

1885年創業のタナカは、さまざまな業界で貴金属製品を提供し、2024年度の連結純売上高は8兆4690億円を記録している。