ChatGPTを開発した人工知能(AI)企業OpenAIは2026年5月22日、米証券取引委員会(SEC)に秘密裏に上場準備を届け出た。AD HOC NEWSの報道によると、同社は2026年9~11月の上場を目指し、評価額は10000億ドルに設定している。

ソフトバンク、AIへの戦略的シフト

日本のテック大手ソフトバンクは、暗号資産からAIへの資本再編を進めている。同社は最近、ビットコイン関連企業Twenty One Capitalの少数株をテザーに6億7900万ドルで売却し、AIインフラへの注力が明らかになった。この動きは、OpenAIへの既存の11%の株式に加え、最大300億ドルの新規投資を検討するという、広範な戦略の一環である。

ソフトバンクの株価はこの動きに反応し、木曜日に約20%、金曜日に11%上昇し、週末には6757円で取引を終えた。この急騰により、日経平均株価は約63339ポイントと過去最高を記録した。TradingViewによると、ソフトバンクの株価は5月20日以降で40%以上上昇し、時価総額は40兆円(2520億ドル)を超えている。

ソフトバンクのAI中心の投資ポートフォリオ

ソフトバンクは高成長のテック企業への支援が特徴で、現在のポートフォリオはAIスタートアップに偏っている。OpenAIに加え、電力インフラ事業のSB Energyも上場準備を進めている。

東京証券取引所インテリジェンス研究所の高川孝氏は、「OpenAIの上場準備が現実のものとなると市場は非常に喜んでいる」と語った。高川氏は、「上場によりAI企業の不透明な評価が透明化されるだろう」と指摘し、「現在の株価は期待だけで動いている。OpenAIの時価総額がどう落ち着くかを見たい」と述べた。

AI業界全体の動向

AI業界は大きな動きが続き、カリフォルニア州のCerebras Systemsが2026年5月14日に55億ドルを調達するIPOを実施した。trendingtopics.euによると、これは今年最大のテックIPOとなった。Cerebrasの株価は公開価格の185ドルの2倍を超える385ドルで取引を開始し、311ドルで終了し、時価総額は約660億ドルに達した。

この成功は、AI関連企業への投資家の強い関心を示している。ソフトバンクの株価急騰は、アーム・ホールディングスの株価上昇にも支えられ、これは英VIDIAの好調な業績とAIが産業全体に広がる期待が背景にある。