ドナルド・トランプ米大統領は20日、イラン政府が終戦案を提示するまで停戦を延長すると発表した。CNNによると、当初は現地時間20日夕までだった。トランプ氏はソーシャルメディアで、イラン政府が「深刻な分裂状態にある」ため延長したと述べた。
対立と内部の緊張
トランプ氏の発表に対し、イランの高官はこれを「意味がない」と切り捨てた。CNNによると、マハディ・モハマディ氏(議長補佐官)はテヘランが米国の停戦延長に対し軍事的対応を取るべきだと述べた。イラン外相は以前、米国の港湾封鎖を「戦争行為」と非難していた。
トランプ氏の態度の揺れは混乱を招いており、当初は停戦を延長したくないと表明していた。CNNによると、トランプ氏はブルームバーグとの電話インタビューで、停戦は現地時間20日夕に終了すると述べていた。
副大統領の訪問延期
トランプ氏の発表に伴い、副大統領のJD・ヴァンス氏がイランと交渉するためイスラマバードを訪問する予定が1日延期された。ホワイトハウス関係者がCNNに明らかにした。トランプ氏はTMGMの報道で、ヴァンス氏が火曜夜か水曜朝にパキスタンを訪問し、交渉を再開すると述べた。
トランプ氏は、ホルムズ海峡の封鎖は合意が締結されるまで続くと強調した。米国はジェイレッド・クシュナー氏と特別代表のスティーブ・ウィトコフ氏をヴァンス氏とともに派遣する予定だが、イラン側は交渉団のリーダーを明らかにしていない。TMGMによると、イランはさらに交渉に参加する意欲を示していない。
市場反応と外交的緊張
原油市場では、西テキサス中間原油(WTI)が0.81%上昇し、86.25ドルと反応した。TMGMの報道によると、政治的不安定や制裁は供給を乱し、価格に影響を与える。
パキスタンの情報相アッタ・アッラー・タラル氏は、停戦終了前にイランが交渉に参加する決定が「決定的意義を持つ」と述べた。Kronen Zeitungの報道によると、イラン政府からはまだ公式な反応はない。
イラン政府報道官のファテマ・モハジェラニ氏は、「再び攻撃されたくないが、攻撃があれば以前より毅然とした対応をする」と述べた。外務省報道官のエスマイル・バガエイ氏は、状況は米国の「矛盾したメッセージ、不明瞭な行動パターン、受け入れがたい行動」によるものだと指摘した。
一方、米財務省は、イラン、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置く10人以上の個人や団体、航空機を制裁対象とした。Al-Monitorの報道によると、イランの代理で武器を購入または輸送に関与した者を対象にしている。インド洋では米軍がイラン関連のタンカーを拿捕し、数日以内で2例目となった。
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