ドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席は14日、米イラン紛争の影響で延期された中国訪問の初日、北京で約2時間にわたる首脳会談を行った。BBCが伝えた。会談は北京人民大会堂で行われ、両首脳は赤いカーペットを踏みながら温かい歓迎を受け、その後議論に入った。

貿易と経済問題

BBCによると、会談の主な焦点は米中間の緊張関係にある貿易関係だった。トランプ氏は習氏に「中国市場を米国の主要テクノロジー企業に対して開く」よう求めると述べた。またイランに関する「長時間の議論」を期待したが、「中国の支援は必要ない」と強調した。トランプ氏は習氏がイラン問題に関して「比較的良い対応を取っている」と評価し、「今回の訪問中に多くの良いことが起こる」と述べた。

一方、習氏は米国が台湾への武器販売を停止することや、10月に合意した関税引き上げの停止に関する貿易休戦の延長を求めると予想された。中国メディアのコメントでは、北京は米国との「より良い未来」を築き、混乱する世界に「安定と確実性」をもたらすことを目指しているとされた。

台湾問題と地域の安定

BBCによると、両首脳の会談中、習氏は台湾問題が米中関係において最も重要であると指摘し、対応が不適切であれば「衝突や紛争が発生し、全体的な関係が大きな危機にさらされる」と警告した。また「台湾独立」問題についても言及し、米国が台湾の自治島に対して「特別な注意を払う」よう求めた。

トランプ氏の中国訪問は当初3月に予定されていたが、米国とイスラエルがイランを攻撃したため延期された。この遅れにより訪問の期待感が低下し、大規模な外交的突破は見込められないとの見方が広がっている。会談は複雑な関係の安定化に向けた一歩と見られている。

地域と外交的背景

38 Northによると、北朝鮮のメディアは金正恩朝鮮労働党委員長の外交活動、特に習近平氏との会談に強い関心を寄せている。米韓首脳会談や米朝首脳会談が世界的な注目を集めてきた一方で、北朝鮮メディアは金氏の習氏との会談に多くの報道を割いている。これは中国を主要な外交的同盟国として戦略的に重視していることを示唆している。

また、Nateによると、米イラン紛争はトランプ氏と習氏の会談の期待にも影響を与えた。中東での緊張関係が解決されていないため、会談の目標は「野心的なもの」から「控えめなもの」に変化した。トランプ氏は12日にエアフォースワンで中国へ出発し、13日夕に北京に到着した。今回の会談は、両首脳が今年中に予定している対面会談の最初となる。

トランプ氏は先週、「米国は中国と多くのビジネスを行っている」と述べ、Nateが伝えている。「米国は中国との貿易で多くの利益を得ている」とも語った。しかし、訪問は未解決のイラン紛争の影響を受け、北京訪問が延期され、大規模な外交的突破の期待は急激に低下している。