ホワイトハウスは、財政難に苦しむ米格安航空会社スピリット航空への最大5億ドルの融資パッケージを最終調整している。燃料費の高騰が企業を苦しめているため、同社は再建を図るための支援が急務となっている。

この支援の報道は、スピリットをはじめとする航空会社がイランとの戦争による高騰した燃料費に苦しみ、財務状況が悪化している時期に発せられた。

トランプ氏、連邦支援の可能性を示唆

ドナルド・トランプ大統領は、同社の財政状況について承知していると述べ、連邦政府による支援の可能性を示唆した。「スピリット航空は危機に瀕しています。誰かがスピリット航空を買収してくれることを願っています。1万4000人の雇用が関わっています。連邦政府が支援するのも一案です」とトランプ氏は火曜日、CNBCに語った。

数年間の財政問題

スピリット航空は過去数年間、財政問題に直面し、昨年の2年間で破産申請を2回行った。高コストの中で収益を確保できずに苦境に立たされていた。

今月早々の報道では、スピリット航空が破産寸前で債権者との交渉を進めていると報じられた。

連邦政府が資金を提供する代わりに、航空会社の株式を取得する権利を得る見込みであると、ウォールストリート・ジャーナルが関係者を引用して報じた。

失敗した合併と政治的批判

2024年、スピリット航空とジェットブルー航空の38億ドル規模の合併は独占禁止法上の理由から連邦裁判所によって阻止された。この合併が成功すれば、企業の危機を乗り越えることができたが、阻止した裁判官は競争が減少し消費者を害するとの見解を示した。

ホワイトハウスの広報官、クシュ・デサイ氏は、現在進行中の融資交渉についてはコメントを控えたが、バイデン政権が企業を害したと述べた。「ジェットブルー航空との合併を無謀に阻止したことで、スピリット航空ははるかに安定した財務状態に立っているはずだった」とデサイ氏は声明で述べた。「トランプ政権は、米国航空業界の状況と健康状態を引き続き注視している。何百万人もの米国人が日常的に旅行や生計のために依存しているこの業界である。」

スピリット航空はコメントを求める報道機関の要求に直ちに応じなかった。