2026年ワールドカップ決勝でアルゼンチン戦で決勝点を決めたスペイン代表FW、フェラン・トーレス選手(26)が、バルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。ドイツ紙ザルブリュッカー・ツァイトゥングによると、トーレス選手はPSGと2031年までの契約を結び、移籍金は5000万ユーロとされている。PSGではルイス・エンリケ監督が指揮を執る。エンリケ監督はトーレス選手をスペイン代表で指導経験がある。

個人条件とバルセロナの対応

ESPNによると、トーレス選手は先週、バルセロナ側にPSG移籍を希望していることを伝えた。すでに個人条件については合意しており、バルセロナは今夏、契約満了が来年になるトーレス選手の放出を認める準備ができていた。ワールドカップ後、トーレス選手は複数回のインタビューでPSG移籍への強い意欲を表明しており、「もしバルセロアが私を残したいのなら、私に愛を示してほしい」と語っていた。

PSGは攻撃手の補強を迫られていた。ゴンサロ・ラモス選手がACミランへ移籍し、ランダル・コロ・ムアニー選手はトッテナムでのローン期間を終え、ユベントスへ移籍した。オスマネ・デンベレ選手は主に中央で起用されているが、ルイス・エンリケ監督は新シーズンに向けて新たな選択肢を探している。トーレス選手は元はウィングでプレーしていたが、バルセロナ在籍の2年間は主にフォワードとして起用されていた。

バルセロナの補強方針

バルセロナのハンジ・フリック監督は、ロナルド・アラウホ選手の出場機会が少なかったことについて遺憾を表明したとフォトモブが報じている。アラウホ選手は昨シーズン16試合に先発出場し、それ以前の3シーズンは最低30試合以上出場していた。フリック監督は「アラウホ選手が好むスタイルとは異なるため、彼がクラブを離れるのは残念だ」と語った。一方で、トーレス選手は2025/26シーズンにバルセロナの主なストライカーとして、全大会で21得点を記録し、ラミン・ヤマル選手(24得点)に次いで2位だった。トーレス選手の得点率は21.7%で、マルク・ベルナル選手(33.3%)に次いで高い。

ロベルト・レヴァンドフスキ選手がシカゴ・ファイアへ移籍したため、バルセロアは新たなストライカーの補強が求められている。ESPNによると、クラブの主要なターゲットはジュリアン・アルバラエズ選手だが、アトレティコ・マドリードがアルバラエズ選手の放出に消極的なため、他の候補者も視野に入れている。

トーレス選手のコメントと影響

移籍の噂が広がる中、トーレス選手はインタビューで「分からないし、今は重要ではない」と述べ、移籍報道を軽くあしらった。フォトモブが報じた。彼はワールドカップとスペイン代表の次戦であるカーボベルデ戦に注目していると強調したが、PSG移籍が確定している。トーレス選手はルイス・エンリケ監督と再会することになり、エンリケ監督は2020年に彼の代表デビューをさせ、2026年ワールドカップでスペインを2度目の優勝に導いた。決勝ではアルゼンチン戦で延長戦の決勝点を決め、トーレス選手がトロフィーを獲得した。

トーレス選手はザルブリュッカー・ツァイトゥングを通じて「挑戦的なクラブであるパリ・サンジェルマンで新たな冒険を始められるのは、とても嬉しい」と語った。彼は今後、ワールドカップで活躍したフォームをパリで発揮し、ルイス・エンリケ監督率いるPSGの目標達成に貢献する。