訴訟の経過と裁判所の指示

UNNと他の4人の被告を代表するチャイマカ・アナグワ弁護士が口頭で審理延期を申請した。この要請は、ンナジ氏の弁護側であるセバスチャン・ホン弁護士(S.A.N.)およびN.H.オバ弁護士が反対せずに受理された。イリワ判事は、教育大臣に審理通知を送るよう命じた。教育大臣は裁判所に出席しなかった。

ンナジ氏は、自身の学歴証明書が偽造されたとの告発を受けて訴訟を提起した。彼は、UNNおよびその職員が学歴記録を改ざんしないよう禁止する命令を求める一方、学歴証明書の公開と、教育大臣および国立大学委員会(NUC)の介入を求めた。

訴訟はFHC/ABJ/CS/1909/2025という番号がつけられており、教育大臣、NUC、UNN、その他の関係者を被告として挙げている。ンナジ氏は、大学が学歴証明書を公開するよう強制するための特権命令(マントラス)と、記録の改ざんを防ぐための仮処分を求める。

被告側の主張と法的課題

UNNおよびその職員を含む被告側は、裁判所がこの件を扱う権限がないと主張した。彼らは、2019年の連邦高等裁判所(民事手続き)規則第34条第4項(1)に基づき、仮処分申請が3か月の期限を過ぎて提出されたと指摘した。

被告側はまた、2004年の公職者保護法第2条(a)に違反しているとして、訴訟そのものが無効であると主張した。さらに、特権命令の申請が、法規則に従って「通知付きの申請」ではなく「発起申請」として提出されたと指摘した。

被告側の9点にわたる主張では、裁判所は学歴記録、試験、証明書に関する事項を処理する権限を持っていないと述べた。彼らは、ナイジェリア憲法第251条(1)に記載されている連邦高等裁判所の専属管轄権の範囲外にあると主張した。

被告側は、内部の救済手段が未実施であり、ンナジ氏の基本的な権利が侵害されていないと主張した。また、UNNの副学長であるオルトゥアニヤ教授が職務上行動したとして、彼に対する合理的な訴因が成立していないと述べた。

意義と今後の展開

4月20日までの審理延期により、両当事者は次の段階の法的戦闘に備える時間が得られた。この訴訟の結果は、ナイジェリアの高等教育機関における学歴記録や機関の権限の取り扱いに関する先例を示す可能性がある。

法的専門家は、この訴訟がナイジェリアの大学の統治や個人が学歴記録にアクセスする権利に広範な影響を与える可能性があると指摘している。裁判所が管轄権に関する問題をどのように判断するかが、今後の展開を決定づける鍵となる。

ナイジェリア通信社(NAN)によると、この訴訟は、行政法と高等教育統治の交差点に位置している。両当事者が提示した法的主張は、機関の自主性と個人の権利のバランスの難しさを示している。

訴訟が進展する中、教育大臣およびNUCの関与は新たな複雑さを生じている。彼らが紛争の仲介に介入する可能性は、手続きの方向性に影響を与える可能性がある。