ブロードコムは、2026年第2四半期の売上が予想を下回ったと CNBC が報じたが、AI チップの需要増加により売上高が前年比48%増の221.9億ドルとなった。株価は決算発表後、調整取引で下落した。

AI売上の急成長と市場動向

ブロードコムは、前年同四半期の150億ドルから売上が48%増加したと発表した。AI チップへの需要が増加し、グーグルのテンソル処理ユニット(TPU)などカスタムAIチップの販売が好調だった。 CNBC によると、同社は2026年第3四半期の売上高見通しを294億ドルと発表した。

純利益は93.1億ドルと増加した。ブロードコムの株価は今年の水曜日終値で40%近く上昇し、ナスダックの16%の上昇を上回った。2022年末から ChatGPT が生成型AIブームを引き起こして以来、株価はほぼ9倍に跳ね上がっている。

カスタムAIチップの需要と戦略的パートナーシップ

ブロードコムは、他の技術企業がカスタムチップを設計するための知的財産や必須技術を提供している。アマゾン、メタ、マイクロソフトなどのクラウド大手が自社製カスタムチップを開発する動きが広がり、投資家から注目されている。

CNBC によると、2024年12月にタンCEOは、アントロピックがAIチップで100億ドル相当の注文を下したと述べた。

AI売上は前年比で108億ドルに達し、CEOのホック・タン氏は、カスタムAIチップとそれらをネットワークするための部品が貢献したと CNBC に語った。同氏は、今四半期のAI売上が160億ドルに達する見通しを示した。

市場の反応と今後の見通し

ブロードコムの2026年第2四半期の売上高は222億ドルで、前年比48%増加した。GAAPベースの純利益は93億ドル、GAAPベースの1株利益(EPS)は1.91ドル。非GAAPベースの純利益は121億ドル、非GAAPベースのEPSは2.44ドル。調整EBITDAは売上の69%に当たる152億ドル、フリーキャッシュフローは売上の46%に当たる103億ドル。

AI半導体の売上高は108億ドルで、前年比143%増加した。Stock Titan によると、2026年第3四半期の売上見通しは294億ドル、前年比84%増。非GAAPベースの営業利益率は売上の67%、調整EBITDAは売上の68%。

取締役会は、株式1株あたり0.65ドルの四半期配当を決定した。2026年6月22日に株主名簿を確定し、6月30日に支払いを行う。Stock Titan によると、これらの好調な数値にもかかわらず、株価は5.40%下落し、市場の反応は否定的だった。

TradingKey によると、ブロードコムのAIチップ市場はさらに成長すると予想され、注文残高は730億ドルを超え、カスタムチップの注文は2028年まで強調されると予測されている。一方で、ASICの使用増加による粗利益の低下や、中国でのVMwareソフトウェア成長の不確実性が構造的なリスクとして挙げられている。