カナダのマーク・カーニー首相は25日夜、米国との貿易交渉が決裂したことを受けて、幅広いカナダ製品に50%の追加関税を発動すると発表した。関税は午後12時から適用され、カーニー首相は数週にわたる交渉で進展があったものの、カナダの労働者や企業の目標には達していないと述べた。カナダ交渉チームに対し、オタワへの帰還を指示した。
対抗措置発動
カーニー首相は、米国が課す関税に対抗するため、米国からの輸入品に対して「ドル対ドル」で同等の関税を課すと表明した。米国貿易代表公署によると、これに伴う関税は約20億ドル相当の米国輸入品に影響を与える。影響を受ける品目は、ホッケーのスティックや一部の建材、酒類、特定の衣類など多岐にわたる。
交渉決裂と先行する楽観
米国とカナダの貿易交渉が合意に至らなかったのは、ほぼ2週間にわたる激しい交渉の結果だった。これは火曜日に米国のドナルド・トランプ大統領がソーシャルメディアで関税の停止を3日間延長し、両国が合意に達したと主張したのとは対照的だった。両国の関係者は最後の瞬間まで合意に楽観的だった。木曜日にはカナダのドミニック・レブラン大臣が米国貿易代表のジェイミソン・グリーラー氏と数時間にわたる会談を行い、合意の可能性に楽観的であることを表明していた。
カナダの交渉姿勢
水曜日、カーニー首相は、カナダ=米国=メキシコ協定(CUSMA)の交渉前に米国への追加譲歩は行わないことを表明した。米国が交渉の条件として「参加費」を課し、交渉開始前に譲歩を要求しているとの報道に対し、米国が貿易交渉の条件を強制することはできないと強調した。
カーニー首相は、米国に対しても譲歩を求めるが、自国からは譲歩はしないと再確認した。首相は、カナダと米国の官僚間には「複数の連絡レベル」があり、両国とも貿易上の不具合項目をそれぞれのリストにまとめていると述べた。両国はそれぞれ反提案を出し合っており、それらの問題を直接的に解決する時期に来ていると述べた。
米国貿易代表のジェイミソン・グリーラー氏は水曜日、米国議会の委員会で、カナダと米国は貿易問題を効果的かつ効率的に解決し、両国にとって成功的な結果を得る必要があると述べた。
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