中国は、米国がキューバに対して「圧力」や「脅迫」をやめるよう求めた。米国がキューバの前指導者ラウル・カストロ氏を殺人罪で起訴したことを受けてだ。BBCが報じた。
カストロ氏、1996年の墜落事件で起訴
米国は、キューバに対して長年圧力をかけており、共産主義政権を打倒する可能性についても言及している。中国の外交部報道官グオ・ジアクン氏は14日、米国は「いつでも武力行使の脅迫をやめるべきだ」と述べ、北京は「キューバを断固として支持する」と強調した。
13日、カストロ氏は30年前にキューバとフロリダ間を飛行していた2機の飛行機を撃ち落とした事件に関与したとして、5人とともに起訴された。事件は死刑または終身刑の可能性のある罪に問われる。
墜落した飛行機はキューバ系米国人の反対派団体「兄弟救済」が運航していた。機内には3人の米国人がおり、全員が死亡した。
歴史的背景と反応
当時、カストロ氏は2018年に大統領職を退いたが、国防大臣を務めていた。この事件はキューバ亡命者の間で強い反対を引き起こし、ワシントンとハバナの間で長年論点となっていた。
キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は、起訴は「法的根拠を欠いた政治的作戦」だと述べた。中国の外相は、キューバを長年支持しているが、米国が「いかなる口実でも使って外部勢力がキューバに圧力をかける試み」に反対すると強調した。
グオ氏は、「米国は制裁や司法機関を圧力の道具として使うべきではない。武力行使の脅迫もやめるべきだ。中国はキューバが国家主権と尊厳を守る努力を断固として支持し、外部からの干渉に反対する」と述べた。
米国の圧力が強まる
これと同時に、米国はキューバへの圧力を強めている。米国は新たな制裁を科し、キューバへの石油供給を制限する措置を取った。これにより、停電や食糧不足が発生している。
今月早々、トランプ大統領はキューバのエネルギー、防衛、金融、安全保障部門の関係者を対象とした大統領令に署名した。米国が人権侵害や公的資産の盗難を行ったと主張する個人も対象になった。
キューバのニカラス・マドゥロ前大統領が1月に米国でテロ・麻薬密輸罪で起訴されたことを受けて、トランプ氏はキューバが「崩壊寸前」であると公に言及している。2018年には、キューバは中国の「一帯一路」イニシアチブに参加し、島にいくつかの戦略的インフラプロジェクトを資金提供した。
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