コモンウェルスは、NBCユニバーサルとスカイをそれぞれ独立した上場会社に分離する戦略的な決定を発表した。分離完了は約1年後を目標に、現投資家は両社の株式を持つことになる。NBCニュースが報じた。

戦略的転換と市場反応

この決定は、伝統的な線形放送の衰退とストリーミングプラットフォームの台頭というメディア業界の急速な変化の中でなされた。2024年11月には、CNBCやMSNBC(現MS NOW)などのケーブルチャンネルを「バーサント」という新会社に分離する動きを開始していた。この最新の動きは、その戦略の継続と見られている。

アナリストのリチャード・グリーンフィールド氏(ライトシェッド・パートナーズ)は、NBCニュースに対して「それぞれがより良い未来を持つためには分離が必要だ」と述べた。

コモンウェルスの株価は、この発表を受け約4.5%上昇した。ティーカー・ドットコムによると、前場取引では最大26%上昇し、最終的に23%の上昇に落ち着いた。

スカイニュースとメディア資産への影響

今回の分離に伴い、スカイニュースの将来に関する懸念が再燃している。スカイニュースは年間予算が約1000万ポンドだが、年間最大800万ポンドの赤字が出ていると推定されている。コモンウェルスが2018年にスカイを310億ポンドで買収した際、スカイニュースを10年間支援する約束をしていた。その予算は毎年インフレ率に応じて増額される。

その約束が近づいてきた今、コモンウェルスがスカイニュースを完全に支援し続けるかが問われている。ガーディアン紙によると、スカイニュースの執行会長であるデイビッド・ローズ氏は、親会社が「常に独立性を支援してきた」と述べたことがある。

コモンウェルスは、既に一部のニュース事業から距離を置く動きを始めている。アラブ首長国連邦(UAE)との共同出資企業「スカイニュース・アラビア」から撤退したほか、オーストラリアでのスカイニュースブランド使用権の更新を断った。ガーディアン紙によると、スカイニュース・オーストラリアは今年中に「ニュース24」にブランド変更する。

経営陣と事業構造

現在のコモンウェルス副社長CEOであるマイク・カヴァナッジ氏は、分離後、NBCユニバーサルのCEOに就任する。コモンウェルスの元CFOであるマイケル・アングラカキス氏は、残ったコモンウェルス事業のCEOに就任する。この事業は家庭および企業向けのブロードバンド、ケーブル、無線サービスに焦点を当てる。

ブライアン・ローツ氏は、分離後も両社の共同CEO兼会長職を続ける。

新しいNBCユニバーサル会社には、ユニバーサルテーマパーク、映画・テレビスタジオ、NBC、テレモンド、ペイコック、ブラボー、スカイのヨーロッパ事業が含まれる。ティーカー・ドットコムによると、この分離は、運営の簡素化とメディア・エンターテイメントの未来への備えの一環である。

スカイのCEOであるダナ・ストロング氏は、従業員に対して、コモンウェルスの継続的な支援の有無にかかわらず、スカイニュースへの支援は続けると伝えた。