エルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領は、ハイチで行方不明になった空軍4人を救出するため軍事行動を開始したと述べた。4人は国連安全保障理事会が承認したハイチの暴力対策として設置された「ギャング抑止力(GSF)」の一員である。
ブケレ大統領「4人は戦闘員ではない」
ブケレ大統領は、4人の行方不明者を戦闘員とはしていないと強調した。自身の投稿で、4人の役割は「医療救急搬送や命を救うことであり、戦争を行うことではない」と述べた。エルサルバドル軍の唯一の目的は「4人を無事に帰還させること」だ。
人質が無傷で戻れば、「誘拐以前の状態に戻す」と述べた。また、市場で食料を購入した帰りに「卑怯な方法で」誘拐されたと説明した。
襲撃の詳細
エルサルバドル軍によると、4人は装甲車で基地に戻る途中に襲撃された。車両は爆発物で攻撃され、火災に遭った。襲撃を主張した武装勢力は現時点では出ていない。エルサルバドル軍のヘリコプターが救出を支援したが、戦闘の継続や地元の治安状況により人質への接近は困難だった。
ブケレ大統領が軍事行動を発表する前、GSFは行方不明者を捜索し、「武装ギャング勢力とヘリコプターの支援で交戦した」と述べた。初期の報告では、数人の武装勢力メンバーが事件中に死亡した。
ハイチの暴力の背景
ハイチでは2021年の大統領暗殺以降、ギャングによる暴力がエスカレートしている。国は2016年以来の選挙を実施しておらず、最近では大統領および議会選挙を無期限に延期した。2024年には5500人以上がギャング関連の暴力で死亡し、首都ポルトープランスでは現在、武装勢力が約85%の地域を支配している。
国連は、ハイチの武装勢力が強化された治安対策に対応し、民間人に対する報復行動を増やし、農村部に拡大していると警告している。ハイチの状況は依然として不安定で、政治的空白と経済不安定が暴力の継続に拍車をかけている。
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