フランスの左翼政党「Unbowed(LFI)」のリーダーであるジャン=ルク・メランション氏は、来年の大統領選に立候補すると表明した。これにより、中道派や右派候補との激戦が予想される。

4度目の大統領選出馬

74歳のメランション氏は日曜日、TF1テレビで「はい、立候補します」と述べた。これは彼の4度目の大統領選出馬であり、2012年、2017年、2022年にも出馬した。2022年には、極右リーダーのマリーヌ・ルペン氏と現大統領のエマニュエル・マクロン氏に次いで3位に終わった。

メランション氏は毎回の選挙で支持率を伸ばしており、2012年には11%だった支持率が、前回選挙では22%を獲得し、ルペン氏に1.2ポイント差で敗れた。

Unbowedの主な政策姿勢

フランスのUnbowed(LFI)は、イスラエルとガザにおける戦争を「ジェノサイド」と批判している。メランション氏は、イスラエルとの欧州連合(EU)の関係協定の停止を求めており、イスラエルの政策を厳しく非難している。

また、米国とイスラエルによるイランへの戦争に反対するスペインの立場を支持しており、LFIは環境規制の強化と富裕層への増税を主張している。

2027年選挙は混沌

任期満了によりマクロン大統領は出馬ができない。また、ルペン氏は政治活動禁止を受けており、裁判で争っている。こうした状況で2027年選挙は混沌としており、4月に実施される予定だ。第一回投票で過半数を獲得できなければ、2週間後に決選投票が行われる。

マクロン大統領が2016年に設立した中道派政党「Renaissance(新生)」の支持率は、近年の経済危機や政府の混乱の中で急落している。2024年の政治選挙ではどの政党も過半数を獲得できず、野党が連携すれば不信任決議に晒される状況が続いており、過去2年間でフランスは複数回の内閣と首相交代を経験した。

メランション氏のLFIは、左翼グループの連合である「新政権前線(NFP)」の最大政党であり、国民議会では3番目に大きな派閥を形成している。