ベルリン——ドイツ首相フリードリヒ・メルツは、ティックトックやインスタグラムなどのSNS利用を16歳未満に禁止する動きを支持し、オンライン上の危険性を踏まえた見解を示した。金曜日にトライアのキリスト教民主主義同盟(CDU)の年次会合に先立ち、メルツは人工知能(AI)によって生成されたフェイクニュースや映像、誤った情報がSNS上に広がる現状を疑問視した。
「我々の社会が内側と外側から脅かされ、若者や子供たちがこのような方法で危険にさらされるのは許容できるのか?」とメルツは聴衆に尋ねた。14歳の子供たちが平均して1日5時間半オンラインに接続しているというデータを挙げ、アルゴリズムやAI、国内外からの目的的な影響が懸念材料であると述べた。
保守派のキリスト教同盟を率いるメルツは、かつてこうした制限に対して疑問を抱いていた。彼は「2年前なら、私は別の答えを出していたと思う」と認めた。現在ではリスクが深刻すぎると考え、SNSへの段階的な暴露は「6歳の子供にアルコールを教えるようなもの」と断定した。
CDUの会合では、16歳未満へのSNS利用禁止を求める決議案の審議が行われる。これは、メルツの中心左派の社会民主党(SPD)連立パートナーの提言と一致している。政府の両陣営の支持があるため、連邦政府による対応が見込まれる。しかしドイツの連邦制構造が課題となる。メディア規制は各州が担当しており、全国的な統一規則の策定には交渉が必要となる。
メルツの発言は、ヨーロッパ全体の動きと一致している。スペイン、ギリシャ、フランス、イギリスは、オーストラリアの規制をモデルに、同様の禁止や制限を検討している。オーストラリアは昨年、世界で初めて、SNSプラットフォームが子供へのアクセスをブロックするよう義務付けた。
国内では、この動きが徐々に加速している。ドイツは昨年、若者に対するオンライン上のリスクを調査するための特別委員会を設置した。当局は今年後半にその報告書を公表し、法整備に影響を与える可能性がある。
メルツは2026年2月18日にトライアで開かれたCDU伝統の灰の木曜日の集会で、この発言を行った。このイベントは、金曜日の政策討論の舞台となり、参加者たちはSNS利用の精神的健康への影響や、誤情報への脆弱性に対する懸念を背景に、禁止案を検討する。
無制限なSNS利用への批判は、サイバーバルシングや依存、極端なコンテンツへの暴露といった事例を挙げている。一方で規制支持者たちは、民主主義自体を操作キャンペーンから守るための安全策であると主張している。メルツの支持表明は、州レベルでの実行可能な制限に対する連立政府の合意を早急に検討する信号となる。
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