アトランタ・ホークスは、3月16日にオーランド・マジックと対戦する試合を前に、アトランタの文化的なランドマークとして知られる「マジック・シティ」を称える特別なプロモーションを展開している。この企画の一環として、チームは歴史あるナイトクラブ「マジック・シティ」と提携し、限定発売のスウェットと試合中の特別なイベントを実施する。

限定デザインのスウェット発売

ホークスショップは、マジック・シティと共同でデザインされた限定スウェットを発売。スウェットの前面には「マジック・シティ」という文字がピンク色で大きく印刷され、袖にはホークスとペチのロゴが入っている。このスウェットは、3月16日からアトランタのステートファーム・アリーナ内にあるホークスショップおよび公式オンラインショップで購入可能。チームが地元のナイトライフの象徴と直接関係する商品を制作するのは初めてとなる。

ホークスの公式声明によると、このコラボレーションは、クラブがアトランタの文化の歴史に与えた影響を称えるための取り組みだ。「マジック・シティは、私たちの街のエンターテインメントの歴史においても重要な存在です。その遺産を称えることを誇りに思っています」と、チームのスポークスパーソンは述べた。

試合中の特別な体験

この称賛は商品にとどまらず、試合中の体験にも及ぶ。試合中には、アトランタを代表するラッパーで、マジック・シティの常連客でもあるT.I.によるハーフタイムパフォーマンスが行われる。T.I.は自身の代表曲を披露し、アトランタの活気ある雰囲気をさらに盛り上げる。

食事もイベントの一部となる。マジック・シティの関連レストラン「マジック・シティ・キッチン」は、同店の名物であるレモンペッパー・チキンの2種類の限定バージョンを提供する。1つは、かつてホークスに所属したル・ウィリアムス氏にちなんで「ルーウィル・レモンペッパー・バーベキュー」と命名され、もう1つは伝統的な「レモンペッパー」。

チームは、早開きイベントとして「ホークス・AF・ポッドキャスト」のライブ録音会も開催する。この回の放送では、マジック・シティに関するドキュメンタリー映画とそのアトランタの音楽、スポーツ、文化への影響について語る。マジック・シティの創設者で「ミスター・マジック」ことマイケル・バーニー氏、T.I.、そしてアトランタの著名人であるD.C.・ヤング・フライ氏も登場する。

文化的な影響力の歴史

1985年にマイケル・バーニー氏によって設立されたマジック・シティは、アトランタにおける文化的な象徴として知られている。バーニー氏はニュージャージー州カンバーンからアトランタに移住し、友人たちと同様のクラブを訪れた経験から、マジック・シティを開店した。以来、マジック・シティは月曜日の夜を象徴する存在となり、「マジック・シティ・モンドAY」は全国的に認知されるようになった。

マジック・シティは、タパック、ビッグ・シマズ、ドレイク、ファーティー、ミゴスなど多くのミュージシャンのキャリアを築く上で重要な役割を果たした。また、ジェイジーの「マジック・シティ・モンドAY」やファーティーの「マジック」などの楽曲にも登場している。

1995年に発生した火災によりバーニー氏は逮捕されたが、クラブは存続し、現在も繁栄している。また、ホークスの主要オーナーであるジャミ・ガーツ氏がプロデュースしたSTARZのドキュメンタリー5話シリーズ「マジック・シティ:アメリカのファンタジー」の主題にもなっている。

パンデミック中もマジック・シティは文化的な存在として注目され続け、アスリートやセレブリティの登場が目立った。かつてNBAに所属したケンダーキー・パーキンス氏は、クラブの評判について複雑な感情を抱いており、自身がかつて訪れた経験を挙げている。

ホークスによるマジック・シティの称賛は、アトランタの豊かな文化の歴史を称える取り組みの一部である。チームがクラブの遺産を試合日の体験に組み込む決定は、スポーツと地元のエンターテインメントの深いつながりを示している。

このコラボレーションが展開される中、ファンはアトランタのナイトライフの本質を捉えた、音楽、食事、商品のユニークな融合を体験できると期待されている。このイベントは、歴史あるクラブへの称賛にとどまらず、アトランタの文化的な影響力の持続性を祝うものでもある。